by Esparta Palma(画像:Creative Commons)
(2016/1/12、All About)
■マスク依存症の背景にあるのは?
●社会不安障害
この病気は、「人からどう見られているか?」ということが気になり、対人場面・社交場面で過度に緊張をしてしまう病気です。
●醜形不安症
醜形恐怖症は、自分の顔が醜いとかたくなに信じており、その醜い顔を人から見られることをとても嫌う病気です。
不安障害のために、マスクなしではいられないという人がいるんですね。
また、その他にも花粉症がひどい方は予防のために、ほぼ年中マスクを付けている人もいます。
→ 花粉症の症状・対策 について詳しくはこちら
ただ最近では、不安障害を抱えていたり、病気でもないのに、マスクに依存している方もいるそうです。
その方たちにマスクをしている理由を尋ねると、不安障害の方と同じように「人からの視線を少し軽減できる気がする」「自分がどういうふうに見られているかを意識しなくてすむ」とおっしゃいます。
マスクを一つの精神的なガードの役割として利用しているようです。
自分自身としては、安心のためにマスクをつけていても、周りからは表情が見えにくいために、不安を与えていることもあるようです。
マスクをつけていると、他人から「感情が読めない」「何を考えているかわからない」という印象を持たれやすくなります。
確かに、マスクをつけていると、口元の表情が見えないために、どんな感情なのかがわかりづらいですよね。
一度マスクを付けた生活になれてしまうと、外せなくなってしまったという人もいるかもしれません。
良いコミュニケーションをとりたいと思っている人は、少しずつマスクを外すことをチャレンジしたみてはいかがでしょうか?
P.S.
かといって、マスクをつけることはすべてネガティブなわけではありません。
「マスク美人」という言葉があるように、口から下をマスクで隠すと目の印象が強くなり、また「マスク姿がミステリアス」という印象を与えていることもあるようです。
見た目の第一印象を決める上で重要な顔のパーツは「目」によれば、見た目の第一印象を決める上で重要な顔のパーツは「目」が91%だったそうです。
マスクを着けることをポジティブに捉えてみるのもいいかもしれませんね。
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