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ワイドナショー松本さんの「努力」の話、千鳥の「ポップな存在になる」話、鬼滅の刃の誕生秘話、さまぁ~ず三村さんの「ホリプロライブは全勝して当然」の話は「PMF」でつながっている!




ほとんどの人・企業に必要なのは「PMF」である!|ワイドナショーで松本さんが言っていたことと鬼滅の刃の誕生秘話は「PMF」でつながっている!
ほとんどの人・企業に必要なのは「PMF」である!|ワイドナショーで松本さんが言っていたことと鬼滅の刃の誕生秘話は「PMF」でつながっている!

unsplash-logoCallum Shaw

今の時代に必要なのは「PMF」です!

といわれてもわからない人も多いですよね。(私もつい最近知った考え方なので説明していきますね。)

PMFとは、Product Market Fit(プロダクト・マーケット・フィット)のことで、自社の商品・サービスが顧客がいるマーケットで満足・適合していることをいいます。

私たちが自社商品・サービスを開発したとして、まず考えるのは「どんどん売る」ことですよね。

しかし、(私が考える)PMFの考え方は違います。

いきなり「どんどん売る(成長)」を目指すのではなく、「顧客があなたの提供するプロダクトを求めている状態」=「PMF」に到達することを優先させることが大事。

顧客が満足するもの≒口コミしたくなるものを作ることを優先し、自社に縁の無い顧客層からの問い合わせが増えてきたときが「PMF」に到達したサインというわけです。

参考ツイート

PMFのことを考えていると、PMFは以前「ワイドナショー」で松本人志さんが「努力」について言っていたことにつながってくるのではないかなと考えました。

どんなに面白いことであっても、その面白さの「見方の入り口(解説書)」を付けないと、相手には伝わらない

僕らって、努力じゃない。

どんどんレベルアップしていく仕事ではないような気がする。

そもそも、小学校くらいのころから、基本的にレベルはあんまり変わってなくて、自分達は面白いと思っているし、この世界に入って努力して売れるんじゃなくて、自分達の面白いことをいっぱいの人に知ってもらったらもうそれが売れるんじゃないかって考え方のような気がする。

山の頂上に登るっていうんじゃなくて、山の頂上にいることを知ってもらいたいみたいな感覚がぼくはあるような気がする。

面白さがレベルアップするから「売れる」んじゃなくて、自分たちが面白いということを沢山の人に知ってもらうというのが「売れる」ということ。

PMFの話と近いのは、最高のプロダクトを将来的に目指すのは当然というのは前提として、その前にまずお客さんがその商品を欲しいと思う状態にすること、またはその市場に行く・作ることが大事。

そして、その商品に満足したお客さんが自主的に宣伝したくなるような状態になり、自分たちでは触れることができなかったお客さんの層にまで到達した時が売れ始めたサイン。

以前千鳥の二人が「笑神様は突然に」で内村さんにハマったのが大きかったといっていたことを思い出します。

内村さんが笑ったことで「この二人で笑っていいんだ」ということになったんだと。

「オードリーann」で千鳥ノブさんが「自分たちがポップな存在になれば、しようもないトガったネタも、ウケるようになるんじゃないか」と思って変わったといっていました。

https://notei.hatenablog.com/entry/2018/11/25/095437

『テッパンいただきます』(1/14)でノブは「単独ライブとゴールデン番組を選ぶのなら、っていう質問が来たから、ボクはゴールデン番組と答えた。それも、ゴールデン番組で売れとけば、単独ライブに来てくれるお客さんの満足度もあがるじゃないですか」

https://twitter.com/inyou_te/status/1217452221433925632

とにかく千鳥は「ポップな存在」になることを目指しています。

それは自分たちがポップな存在になることで、自分たちがやりたいことができるようになるし、なおかつお客さんの満足度も上がると考えているから。

誰かが千鳥が売れた理由はTVCMが凄く流れたからではないかと言っていました。

それは、CMによって千鳥自体がポップな存在になったから。

最近の大ヒット作「鬼滅の刃」の誕生秘話にも「PMF」につながっています。

『鬼滅の刃』大ブレイクの陰にあった、絶え間ない努力―初代担当編集が明かす誕生秘話

「鬼滅の刃」が生まれるまでの誕生秘話を読んで考えたのは、吾峠呼世晴先生には才能(構成や振りの上手さ、セリフ、キャラクター造形)があったけど、その面白さをいっぱいのひとに知らせる技術がなかったんです。

マニアックな方向によりすぎず、小中高生が読んで理解できるように、「モチーフ」を使う。歴代のヒット作は、みんなが知っている要素を使って新しいものを作り出している。
主人公のキャラクターについては、中心に普通の人を置き、周りに異常性のあるキャラクターを配置することで、読者も感情移入がしやすく、他のキャラクターの面白さが引き立つ。

このように、吾峠先生が連載を獲得するまでに何度も葛藤しながら培ったものと、もともと先生が備えていた才覚が重なり合った結果が「鬼滅の刃」なんですよね。

ダウンタウン松本さんの努力の話、千鳥のポップの話、鬼滅の刃の誕生秘話に共通するのは元々の面白さを知ってもらうため、まずお客さんがその商品を欲しいと思う状態にすること、またはその市場に行く・作ることが大事だということ。

まずは少人数でいいので必ず満足させる。
→満足したお客さんがどうしても話したくなる(SNSでつぶやきたくなる)。
→自分たちでは届かない層のお客さんが来る
→売れる!

以前「バナナムーンGoldポッドキャスト(2010/10/25)」でさまぁ~ず三村さんが「ホリプロの事務所ライブなんて全勝しろよ!」「4、5連勝したら自分らだけのファンになる」と言っていました。

そして、小さいライブで全勝(全員を満足させる)するようになると、自分たちを目当てに見に来たお客さん=ファンになり、テレビで関係者も紹介しやすくなるということですね。

テレビからすると少人数のライブでお客さんを満足させる実力があるからこそ、次のお客さんを呼ぶことにつながるということだと思います。

成長(グロース)を考える前に、まずは目の前にいるお客さんを満足させているか?を考えていきたいですね。