by Mykhailo Dorokhov(画像:Creative Commons)
(2012/1/10、Jcast)
記事によれば、加藤紀子さんは、10代後半の頃、運動するのが嫌で、食べたいので、通常は2錠飲む下剤を7、8錠飲んでいたところ、最終的に血が出たため、下剤ダイエットをやめたという衝撃の内容でした。
絶対ダメ 下剤ダイエット 腸の粘膜に炎症…結果的に肥満にも
(2012/1/31、msn産経)
順天堂大学医学部付属順天堂医院で「便秘外来」を開設する小林弘幸教授は「便秘の人が太りやすいのは確かだが、下剤を使って多くを排便してもやせるわけではない。下剤は刺激剤なので使い続けると腸の粘膜に炎症を起こし、食べ物の吸収を悪くする。結果的に皮下脂肪や内臓脂肪を増やすことになり、逆効果」と指摘する。
小林教授は「下剤の乱用は体内のミネラルなどのバランスが崩れる電解質異常になったり、肝機能障害になる危険もある。ダイエット目的で使うのは絶対やめてほしい」と話している。
下剤は刺激剤であるため、使い続けると、
があるそうです。
便秘の人が太りやすいからといって、下剤を使って出してもやせるわけではありません。
大事なことは、腸内環境を整えることです。
便秘は、腸がうまく働かないために起こる。
腸がきちんと動いていないと、摂取したカロリーが各細胞に行き渡らず、本来なら全身の細胞で働くはずのカロリーが皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積される。
これが太る原因だ。
下剤で排便して一時的に体重が減っても、腸がうまく働くための腸内環境を整えない限り、同じことの繰り返しになる。
腸内環境を整えるためには、生活習慣(食事・運動)を見直す必要があります。
朝食は必ず食べ、夕食は就寝3時間前までにとる。
食事は、水溶性食物繊維の多い野菜やイモ類、海藻、果物などを多く食べるようにする。
運動は、通勤・通学時に駅のエレベーターは使わず階段を利用する、電車の中では座らずに立つなど、日常生活を見直すだけでも効果がある。
血流を良くするため、40度の温度で15分間の半身浴、寝る前のストレッチもおすすめだ。
■腸内環境を整えるための方法
- 朝食を食べていない人は、朝食を食べるようにする。
- 水溶性食物繊維を多く摂る。
- 運動する機会を増やす(階段を使う・電車では立つ)。
- 血流を良くするために、お風呂にゆっくり浸かる。
- ストレッチをする。
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