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髪と顔の「予洗い」は本当に必要?理由と正しいやり方を解説




よく髪を洗う前や洗顔前に「予洗いが重要」と言われますが、なぜなのでしょうか?

その理由について調べてみました。

■予洗いが大事な共通の理由

シャンプー前と洗顔前の両方で予洗いが重要なのは、主に「表面の汚れを先に落として洗浄剤の効果を高め、負担を減らす」ためです。

基本の理由は似ていますが、髪・頭皮と顔の構造や汚れの性質によってポイントが少し違います。

■髪(シャンプー前)の予洗いが重要な理由

髪の予洗いとは、シャンプーをつける前にぬるま湯(目安36〜38℃)で1〜3分程度、髪と頭皮を指の腹でマッサージするように洗い流すことです。

ただ濡らすだけでなく、汚れを浮かせて流すのがポイントです。

【髪の予洗いの効果】

●汚れの多くが落ちる

汗・ホコリ・余分な皮脂・軽いスタイリング剤などの汚れの約70%(場合によって70〜80%)はお湯だけで落ちると、多くのヘアケア情報で言われています。

残りの頑固な汚れをシャンプーが効率よく落とせるようになります。

●泡立ちが良くなり、シャンプー量を減らせる

汚れが残っていると泡立ちが悪く、余計にシャンプーを使ってゴシゴシ擦りがちになります。

予洗いで汚れを先に落とすと少量でしっかり泡立ち、界面活性剤による頭皮・髪への負担を抑えられます。

●摩擦ダメージの軽減

乾いた状態や汚れが残ったまま洗うと髪同士が擦れてパサつき・絡まり・切れ毛の原因になります。

しっかり濡らして汚れを浮かせると、優しく洗うことができ、キューティクルへの負担が減ります。

●頭皮環境の改善

毛穴の汚れが落ちやすくなり、血行促進にもつながり、トリートメントの浸透も良くなります。

美容師やメーカーも「予洗いが最も大事な工程の一つ」とアドバイスするのは、こうした理由があるからなんですね。

なお、「汚れの約70%がお湯だけで落ちる」という数字は多くのヘアケア情報で紹介されていますが、厳密な査読付き論文で定量化されたものではなく、実務的な知見に基づくものです。

水溶性の汚れ(汗・ホコリなど)は水で除去しやすい一方、皮脂などの脂溶性汚れは水だけでは不十分で、シャンプーの界面活性剤が必要です。

予洗いは主に前者を落とし、後者を浮かせやすくする役割を果たします。

関連研究として、福岡県立大学の小規模調査では、シャンプー前の湯洗いが洗髪時の快適性を高める可能性が示されています(清浄度は初期の汚染度に依存)。

■顔(洗顔前)の予洗いが重要な理由

顔の予洗いとは、洗顔前にぬるま湯(目安32〜35℃程度)で顔を優しく濡らす・流すことです。

メイクがある場合はクレンジング後に行うのが基本ですが、素顔や軽い汚れの場合も有効です。

【洗顔前の予洗いの効果】

●表面のホコリや軽い汚れを先に流す
水溶性の汚れを落とし、皮脂やメイク残りなどの油性汚れを浮きやすくします。

●角層を柔らかくして汚れを落ちやすくする
乾いた肌に直接洗顔料をつけると刺激が強くなりがちです。
予洗いで角層(特に毛穴周辺)が柔らかくなり、洗浄効果が上がり、摩擦を減らせます。

●洗顔料の負担軽減と肌バリア保護
汚れが少ない状態で洗顔すると、必要な洗浄力が抑えられ、天然保湿因子やセラミドなどの過度な流出を防ぎやすくなります。
ゴシゴシ擦る必要も減ります。

皮膚科学的には、事前にぬるま湯で濡らすことで角層が柔らかくなり、洗顔料使用時の物理的刺激を軽減しやすくなると考えられています。

ただし、予洗いの有無を直接比較した大規模な臨床研究は限られており、主に実践的な推奨に基づいています。

■髪と顔で違うポイント

●髪・頭皮

・主な汚れ:皮脂、汗、ホコリ、スタイリング剤、頭皮の毛穴汚れ
・重点:頭皮の毛穴と髪全体の汚れ除去、泡立ち・摩擦軽減
・時間・方法:1〜3分しっかりマッサージしながら流す
・温度:36〜38℃程度
・追加の目的:シャンプー量削減、トリートメント浸透向上

●顔

・主な汚れ:皮脂、ホコリ、メイク・日焼け止め残り、古い角質
・重点:角層を柔らかくして毛穴汚れを落ちやすくし、バリア機能を守る
・時間・方法:短時間(数回ぬるま湯をかける程度)で優しく
・温度:32〜35℃程度(熱すぎると乾燥しやすい)
・追加の目的:洗顔料の刺激軽減、肌のつっぱり防止

■まとめ

髪は「汚れの量が多い・泡立ちに直結する」要素が強く、顔は「肌の柔らかさとバリア保護」の要素が目立ちます。

どちらも「ただ濡らす」のではなく、汚れを意識して流すのがコツです。

正しい予洗いを習慣にすると、シャンプーや洗顔料の効果が実感しやすくなり、髪や肌のコンディションが整いやすくなります。

お湯の温度や時間は肌質・髪質に合わせて調整してみてください。

予洗いの効果は、個人の汚れの程度や髪・肌の状態によって実感が異なります。

科学的に「必須」と断定できるほどの強いエビデンスはまだ限られますが、負担を減らしながら洗浄効率を高める実用的なステップとして、多くの専門家が推奨しています。

【参考文献】

  • 福岡県立大学看護学研究紀要 第6巻第1号(2008)
    「洗髪における湯を用いた予備洗いの有無が頭皮の清浄度及び快適性に及ぼす影響について」
    https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282813010008576
  • 「シャンプー前の予洗いが重要!髪を美しく保つための正しい方法と効果」美髪zero
    https://bihatsu-zero.com/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%bc%e5%89%8d%e3%81%ae%e4%ba%88%e6%b4%97%e3%81%84%e3%81%8c%e9%87%8d%e8%a6%81%ef%bc%81%e9%ab%aa%e3%82%92%e7%be%8e%e3%81%97%e3%81%8f%e4%bf%9d%e3%81%a4%e3%81%9f/
  • 「シャンプー前は「予洗い」が大事! メリット&コツを美容師に聞いてみた」オトナンサー
    https://otonanswer.jp/post/178330/
  • 「シャンプー前の予洗いとは?効果と正しいやり方を美容師が解説」allumer hair salon
    https://allumer-hair.com/blog/20250913-3535/
  • 「美肌を育む!正しい洗顔の完全ガイド:皮膚科医が推奨する5つのステップと7つの神話」総合健康・美容情報ネットワーク JHO
    https://japanesehealth.org/%e7%be%8e%e8%82%8c%e3%82%92%e8%82%b2%e3%82%80%ef%bc%81%e6%ad%a3%e3%81%97%e3%81%84%e6%b4%97%e9%a1%945%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%83%e3%83%97-%e5%81%a5%e5%ba%b7%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%b4%a0%e8%82%8c/







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