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「バズる」ことが非日常から日常へ/これから大事になる3つの考え方/そして「価値のインターネット」の時代へ。




「バズる」ことが非日常から日常へ/これから大事になる3つの考え方/そして「価値のインターネット」の時代へ。
「バズる」ことが非日常から日常へ/これから大事になる3つの考え方/そして「価値のインターネット」の時代へ。

RiccardoAnnandale|unsplash

最近のインターネット、特にSNSを見ていて思うのは、今までは「バズる」ことが非日常だったものがいつしか日常になってしまったこと、もう一つは、マーケのやりすぎの弊害で、みんながみんな「ストーリー」を発信しすぎて情報に胸焼けしちゃっていること。

マーケティングの視点から「正しい答え」を導き出そうとすると、同じようなクリエイティブに行き着いてしまうのではないでしょうか?

いよいよ私たちは今までとは違ったものを求め始めています。

今までのツイートを見返してみるとヒントを3つ見つけました。

1.ファンに寄り添って継続的な対話をすること

お客さんが求める「本質的な価値は何か」を丁寧に向き合うことが大事だということが改めて再確認されているのではないでしょうか。

見るべきは競争相手の顔ではなく、お客様がその商品を手にとるシーン。

そのシーンを具体的にイメージできるようになるまで、お客様と向き合う姿勢が大事なんですよね。

最近知った考え方に「1,000 True Fans(千人の忠実なファン)」があります。

「1,000 True Fans(千人の忠実なファン)」とは、千人の忠実なファンとの直接のつながりを目指すことで、その忠実なファンは、熱意を通じて、普通のファンを増やすためのマーケティングにも重要な役割を果たしてくれるという考え方です。

今では「100 True Fans」、つまり100人のファンを作ること、100人のユーザーに愛されるようになることが大事というようにこの考え方は進んでします。

インターネット・SNSの持つ拡散機能の凄さは誰もが感じています。

「人の口に戸は立てられぬ」とはよく言ったもので、人々はいいものであれば情報を発信するもの。

大事なのは人々が口コミしたくなるようなものを生み出せるかどうかなのです。

【100人の熱心なファン】これからのビジネスはファン(≒ファンダム)に対してどうすべきかを理解している人が強い時代になる!

【ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖から考える】ファンコミュニティとの関わり方を模索するブランド

ファンとスタッフの間のような人が増えて、コミュニティが小さな企業ごと大きくなることで、マネタイズしていく。

2.圧倒的な熱量で突き抜けること

理屈じゃなくて、圧倒的な熱量やエネルギーの衝撃に対して、私たちはなぜか惹きつけられてしまいますよね。

マーケの外側に突き抜けるようなエネルギーを持ったものに価値を感じる時代になっているんじゃないでしょうか?

3.ナラティブ型

これからのブランドにとって大事なものは「ストーリー」から「ナラティブ」になる!?

最近はいろんな人がマーケティングを努力しているため、あることが流行るとみんなが同じ方法で改善を行うことが増えていると感じます。

その一つが地方の商品のデザインを変えること、そして、世界観・ストーリーを作り上げるというものです。

ただ、このトレンドの中で生まれたものは、表層的なデザインはよくなったため、本来あるべきプロダクト自体の改善や事業モデルの見直しといった問題について取り組むことが遅れたこと、パッケージデザインの良さが差別化の要因にならなくなったこと、そして、ストーリー・情報過多による受け取り手の疲れ・胸やけを招きました。

この流れから、表層的なデザインとストーリーではない、見た目はそれほど洗練されてないけど惹かれるものやよくわからないけど素敵なもの、エネルギーにあふれる魅力的なものへと人々が求めるものが変わっていきます。

そして、ブランドが作り上げたストーリーではなく、そのブランドに対して一人一人が自由に主体となって語る「ナラティブ」が求められるようになります。

■まとめ

私たちが今利用しているウェブを「情報のインターネット」だとすれば、ブロックチェーンが実現するものは「価値のインターネット」とも表現されたりもしています。

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今起きている動きを俯瞰してみると、少しずつ「価値のインターネット」へ移行し始めているんでしょうね。