by Garry Knight(画像:Creative Commons)
(2014/5/12、マイナビニュース)
相手を壁際まで追い込み、逃げ場をなくして壁を手で相手越しにドンとする行動も「壁ドン」とよばれているようです。
なぜマンガや妄想の世界にある「壁ドン」というシチュエーションに女性が萌えてしまうのでしょうか。
現実の体験だけではなく、映画やテレビドラマを見たり、読書などの体験を通じたりして擬似的に経験を積んでいきます。
今まで実際に自分で体験したものだけではなく、映画やドラマ、小説、マンガなどの疑似体験を通じて、恋愛に対しての好みが作られていくのだと思います。
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「だから、男と女はすれ違う」では、このように書かれています。
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ラブマップ(恋の地図)とは、生まれた直後から現在に到るまでの間に、無意識のうちに築きあげてきた思考や性格に関する膨大なリストである。両親の言葉遣いやユーモアのセンス、洋服の好みや政党の好み、兄弟の好き嫌いや趣味、友人や先生の価値観、テレビで見聞きしたこと・・・。こうした子供時代から思春期にかけて溜め込んだ経験が恋愛対象となる人物像を決めている。
女性が「ドキッとした男性の強引なアプローチ」を聞いたところ、一番多かったのは「突然抱きしめられた」というものだったそうです。(「突然抱きしめられた」|女性が一番ドキッとした男性の強引なアプローチ)
女性は、先天的なのか後天的なのかわかりませんが、自分が好きな人からの不意打ちの強引なアプローチに対してドキっとしてしまうものなのでしょう。
「壁ドン」というシチュエーションは、逃げ場をなくされるという強引なアプローチであり、そうしたシチュエーションを女性は萌えてしまうのでしょう。
もう一つは、「壁ドン」というシチュエーションで、強引に告白されたり、キスされたりするということは、「自分はそんなに好きじゃなかったけど、強引にキスされた」というように、女性にとっては後で言い訳しやすいシチュエーションだと思います。
■まとめ
「壁ドン 」というシチュエーションは、
1.男性の強引さ
2.突然・不意打ちといったハプニング的要素
3.言い訳しやすさ、
といった女性の妄想が満たされるシチュエーションなのではないでしょうか。
【追記(2014/9/18)】
今さら聞けない「壁ドンってなに?」オトコはやりたくないと判明
(2014/9/17、Menjoy)
■女性
女性の場合、壁ドンされたいという割合は、ぜひされたいで32.6%、機会があればされたいで25.2%。およそ過半数の女性がされたいと考えていることがわかりました。反対に、されなくてもいいという女性は23.6%、されたくないは7.6%という結果でした。
■男性
それに対して男性はというと、したいと考えている割合は、ぜひしたいで9.5%、できる機会があればやってみたいで10.7%という少数でした。反対に、やらなくてもいいという男性は39.6%、したくないは17.2%という結果でした。
「壁ドン」に対しては、女性と男性に意識の違いがあるようです。
やはりこれは女性の妄想から生まれたもので、男性の中にはない発想なのではないでしょうか。
【追記(2016/7/4)】
白人に壁ドンをしたら意外な反応 | Craziest Japanese Trend “Kabedon” | 희한한 일본 신드롬 카베동에 대한 외국사람들의 반응 (한글자막)
海外の女性に「壁ドン」は効果的なのかを検証する動画によれば、好意を持っている男性に、壁ドンをされたらドキドキしたり、嫌な気はしない、つまり、西洋文化でも「壁ドン」の動作は(好意のある男性が行なえば)受け入れられるようです。