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アルツハイマーには漢方!…阪大の研究で効果分かる
(2009/3/4、読売新聞)
幻覚や妄想などアルツハイマー病の周辺症状にも処方される漢方薬「抑肝散(よくかんさん)」に、症状の原因と考えられる脳の神経細胞死を抑える効果があることが、大阪大の遠山正彌教授、松崎伸介助教らの研究でわかった。
<中略>
遠山教授は「患者の多くを占める老年性アルツハイマー病も小胞体の機能低下が関係しており、今回の結果と同様の仕組みで周辺症状を抑えている可能性が高い」と話している。
記事によると、アルツハイマー病の周辺症状にも処方される漢方薬「抑肝散」に、症状の原因と考えられる脳の神経細胞死を抑える効果があると考えられるそうです。
今後もこの研究には注目したいですね。
【参考リンク】
- 宮田信吾 漢方薬はなぜ効くか? ~基礎医学から 女性心身医学 J Jp Soc Psychosom Obstet Gynecol Vol. 21, No. 2, pp. 159-162,(2016 年 11 月)
- 岩崎克典,高崎浩太郎,野上愛,窪田香織,桂林秀太郎,三島健一,藤原道弘 抑肝散の認知症に対する治療効果の行動薬理学的実証 日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)140,66~70(2012)
公開日時: 2009年3月4日 @ 04:56