by Susanne Nilsson(画像:Creative Commons)
現在、「早起き」する習慣をつけようと取り組んでいます。
そこまで遅く起きているわけではありませんが、実験的に1時間前に起きるにはどうしたらいいかを試してみています。
なぜ早起きするという実験を行なっているのかといえば、それは、どうしたら習慣を変えることができるのか、を自分なりに考えてみたいと思ったからです。
よい生活習慣を取り入れるためには、それまでの悪い習慣を止める必要があります。
「悪い習慣を止める」と口でいうのは簡単なことですが、長く続いてきた悪習というものは簡単にやめることはできません。
悪い習慣とは、それだけ身体に慣れ親しんだものであり、続けやすい習慣なのです。
悪い習慣を止めるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、悪い習慣をやめ、良い習慣を取り入れる」という確固たる理由付けをする必要があるのではないかと考えました。
つまり、自分で自分を説得するのです。
自分で自分を説得するという表現は不思議な感じですが、それだけ悪い習慣をやめ、良い習慣を取り入れるのは難しいことだと思うのです。
自分の意志の強さが試されます。
よく三日坊主という言葉がありますが、最初は「こうしよう!」と思ってはじめたことでも、3日ほど経つとやめてしまったという経験はありませんか。
例えば、日記やダイエット、読書、英会話などです。
あれほどの思いで始めたのに、たった数日であきらめてしまうのはなぜなのでしょうか。
私は、こう考えます。
諦めてしまっているのではなく、元の自分に戻ろうとする自分がいるのではないかと。
元の生活・習慣の方が慣れているため、自分にとっては大変楽なのです。
元の自分に戻ろう、戻ろうと手招きをしようとします。
だからこそ、自分で自分を説得する必要があるのです。
今までの自分に別れを告げて、新しい自分になるためにも、自分で自分を説得する作業が必要になるのだと思います。
では、どのようにしたらよいのでしょうか。
「だから片づかない。なのに時間がない 『だらしない自分』を変える7つのステップ」(著 マリリン・ポール)を参考にしてみると、自分を変える方法として7つのステップがあると紹介しています。
新装版 だから片づかない。なのに時間がない。ーーー「だらしない自分」を変える7つのステップ 新品価格 |
1 目的をはっきりさせる
2 ビジョンを描く
3 現状を検討する
4 サポートを頼む
5 戦略を探る
6 効果的な行動を起こす
7 心を深く掘り下げ、変化を維持する
1 目的をはっきりする
目的がはっきりしていないと、すぐに元の自分に戻そうとしてしまうでしょう。
2 ビジョンを描く
新しい習慣を取り入れた新しい自分はどんな自分なのかを具体的に描くのは、続けるためにも必要なことだと思います。
そして、その目的を達成する日付をつけることも大事なことのようです。
3 現状を検討する
現在地の自分がどういった人間かを知ると、新しい習慣を取り入れるためにはどのような方法をとればいいのかが見つけやすいのではないでしょうか。
4 サポートを頼む
良い習慣を取り入れている人はどのようにして取り入れたのか、たずねてみましょう。
全部を自分ひとりだけでやるのではなく、誰かに頼んでみると、意外と簡単にできるのかもしれません。
日記の場合なら交換日記にしてみる、ダイエットや英会話の場合は周りに宣言する、読書の場合は、読書会を開くなどが考えられそうです。
5 戦略を探る
この部分は本でも大半を占めており、様々な方法が考えられます。
やること(大きいこと)をできるだけ小さくする、制限時間を決める、習慣をシステム化するなどです。
【関連記事】
6 効果的な行動を起こす
どのような手段で行うのかを決めたら、まず具体的に立てた目的・ビジョンを目標に近づくために、行動を起こしましょう。
7 心を深く掘り下げ、変化を維持する
本の中でも、
習慣は慣れてきた時が一番の危機
と書かれています。
ふとした気の緩みや上手くいかない時には、元の自分に戻ろうという昔の自分が引き戻そうとしてくるはずです。
しかし、「そういう時は必ずある」、と思っていれば、きっと乗り越えられるはずです。