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なぜ気持ちが冷めるの?恋する気持ちが突然冷めるメカニズム




【目次】

■7割以上の男女から突然気持ちが冷めたことがある!

Conversation

by Sharon Mollerus(画像:Creative Commons)

7割以上が経験アリ! 恋する気持ちが突然冷めるのはどうしてなの?

(2012/4/17、ヒトメボ)

「気持ちが冷める」「急に冷める(急に冷めた)」「急に好きじゃなくなる(急に好きじゃなくなった)」「好きだったのに急に冷めた」という経験をしたことがありますか?

記事の中のアンケートでは、7割以上の男女から突然気持ちが冷めたことがあるそうです。

なぜ恋する気持ちが突然冷めてしまうのでしょうか?

■恋する気持ちが突然冷めてしまうのはなぜ?

記事の中でコメントをしている恋愛科学カウンセラー・荒牧佳代さんによれば、付き合う前は等身大の自分よりも良い自分を演じていて、その相手の幻想をいだいてしまっており、付き合った後は、素の自分が現れたことにより、その幻想が砕けてしまうということみたいです。

ただ、もしかすると、恋人の言動で冷める前に、実は恋から冷めているのかもしれません。

それは、恋をしている人は、そもそも脳が正常な判断ができないからです。

「恋は盲目」を科学するによれば、恋には、「相手を否定的に思う力を抑えこむ仕組み」が存在し、恋している時には、相手の欠点など見つからないはずです。

●激しく恋をしている人が恋人の写真を見たときには、扁桃核そして、頭頂・側頭結合部の活動が抑えられていた。(ロンドン大学 セミール・ゼキ、アンドレアス・バーテルス)

●扁桃核は、脳幹と大脳基底核の外側にある大脳辺縁系に位置していて、本能的な快・不快を感じる働きを担っている。

●頭頂・側頭結合部は、判断や物事を批判的に捉える働きをしている。

●「これは、恋をしている人物は正常な判断ができないということを意味しています。恋人のことを批判的に見ることができなくなってしまう。恋は盲目。」

●「ただ判断力が鈍ると言っても恋人に対してのみの判断力が鈍る。つまり、恋人に特化した不思議なメカニズムなのです」

●二人の研究によって、恋のメカニズムには「相手に夢中になる仕組み」以外に「相手を否定的に思う力を抑えこむ仕組み」が存在することがわかった

-「だから、男と女はすれ違う」から引用

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つまり、相手の欠点を気になりだしてきたということは、その相手に対しての恋心が薄れてきているのです。

恋愛にも賞味期限があるという話もあります。

「別れが近いカップル」にみられる5つのサインによれば、恋は4年以上経過すると、恋を司る脳内物質「βエンドルフィン」が出なくなり、冷めてしまうのだそうです。

また、「だから、男と女はすれ違う」という本によれば、熱烈な恋の賞味期限は更に短く、1年から1年半なのだそうです。

●恋の賞味期限は12ヶ月から18ヶ月(ピサ大学 マラツイティ)

7ヶ月までは熱烈ラブラブな状態が続く。8ヶ月から17ヶ月の間は個人差があるが、ラブラブな状態とそうじゃない状態がオーバーラップする。そして、18ヶ月を過ぎて安定した関係が続いたとしても、もはや熱烈な恋ではなくなる。

賞味期限までに恋が成就し、安定した恋愛関係へと発展すると、時間と共に愛が変化していくのではないか。それがひょっとして「愛着」のステージなのではないか。

■長く続くカップルは、理性で好きになる部分と本能で好きになる部分のバランスがいいカップル

長く付き合うと、ラブラブな関係から安定した恋愛関係(愛着のステージ)へと移っていき、徐々に冷静に理性で相手を判断するようになります。

愛着のステージへと移った時には、理性で判断するようになり、ラブラブした関係の時には許せていたようなことも許せなくなってしまい、気持ちが冷めてしまうのです。

長く続くカップルというのは、本能で好きになる部分と理性で好きになる部分との両方を兼ね備えたカップルなのではないでしょうか。

つまり、安定した恋愛関係に至ってからが本当の愛といえるのです。

→ 「別れが近いカップル」にみられる5つのサイン について詳しくはこちら







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