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鼻の神経細胞移植でインスリン 糖尿病治療に可能性
(2011/10/7、47ニュース)
糖尿病のラットを使った実験で、鼻の奥にある神経幹細胞を採取して膵臓に移植するとインスリンが生成し、血糖値が下がったと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが7日、発表した。
人間の糖尿病の治療につながる可能性があり、チームは「他人の膵臓の組織を移植した際に起きるような拒絶反応がなく、臓器提供者不足の問題も解消できるのではないか」としている。
チームは、ラットの脳と、嗅覚にかかわる鼻の細胞からそれぞれ神経幹細胞を取り出し、2週間培養。ラットの膵臓に移植したところ、いずれも神経細胞に成長し、インスリンを生成していることが分かった。
産業技術総合研究所などの研究チームが行なったラットの実験によれば、鼻の奥にある神経幹細胞を採取してすい臓に移植すると、インスリンが生成し、血糖値が下がったそうです。
今回の研究のポイントは、自家細胞の移植であるので、他人の組織を移植した際に起きるような拒絶反応が起こることはなく、また、ドナー(臓器提供者)が不足するという問題もないことが期待される点です。
今回の研究は、糖尿病治療につながる可能性があるそうですが、まずは自分のすい臓を大事にしていきたいですね。
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神経幹細胞の注射でアルツハイマー病が改善
(2009/7/23、WIRED VISION)
米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の研究チームが7月22日(米国時間)、神経幹細胞を移植することで、アルツハイマー病のマウスの認識力を回復させることに成功したと発表した。
米カリフォルニア大学アーバイン校が行ったマウスの実験によれば、神経幹細胞を注射することでアルツハイマー病が改善したそうです。
なぜ神経幹細胞を注射することで、アルツハイマー病が改善したのでしょうか。
人工的にアルツハイマー病の症状を作り出したマウスの脳に神経幹細胞を注射した。
神経幹細胞は、新しいニューロンになったり、アルツハイマー病特有の「斑」(プラーク)や「神経繊維のもつれ」を減らすのではなく、BDNF(Brain-derived neurotrophic factor、脳由来神経栄養因子)と呼ばれるタンパク質を分泌し、既存の神経組織から新しい突起を伸長。
ニューロン間の接続を強化し、増やすように働いていたという。
神経幹細胞がアルツハイマーの治療に有益だと期待できる研究結果となりました。
今後の研究に期待したいですね。
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