【目次】
- 1. 結婚式にお金をかけ過ぎない
- 2. オンラインで相手を見つける
- 3. ただし、ソーシャルメディアに依存しない
- 4. 映画をいっしょに見る
- 5. パートナーのとりとめのない話に付き合う
- 6. ケンカのときに「私たち」という言葉を使う
- 7. パートナーを理想化する
- 8. 2人が一緒に楽しめることをする
1. 結婚式にお金をかけ過ぎない
科学的に証明された「生涯パートナーを愛し続けられる8つの方法
(2015/1/1、ハフィントンポスト)
エモリー大学の研究によると、つつましい結婚式を挙げたカップルの方が、別れずにいる確率が高いという。
記事によれば、女性を対象にした調査ですが、結婚式にお金をかけすぎた人のほうが離婚する確率が高いそうです。
この調査結果はいろんな見方ができますよね。
結婚式を派手にしないほうが離婚しないという見方もできますし、結婚式を派手にできるということは経済的にも余裕があると考えられますから離婚しやすいともいえるのではないでしょうか。
2. オンラインで相手を見つける
『米国科学アカデミー紀要』に発表された研究によると、オンラインで出会ったカップルは離婚率が低く、結婚に対する満足度も高かったという。
アメリカ人の5人に1人は「ネットで恋人を作っている」ことが明らかにによれば、アメリカ人の20%が配偶者をネットで見つけたという研究結果が出たそうです。
インターネット上で恋人を見つけることも珍しくなくなってきていますが、今回の記事によれば、オンラインで出会ったカップルは離婚率が低かったそうです。
ただ、お見合い結婚をした夫婦は互いに対する愛情が徐々に上がる?によれば、恋愛結婚をしたカップルは18ヶ月後には愛情のレベルが出会いの頃の半分ほどに下がるのに対して、お見合い結婚をしたカップルは互いに対する愛情が徐々に上がるということがわかったそうです。
一概にオフラインだから離婚しやすいとも言えないのではないでしょうか。
3. ただし、ソーシャルメディアに依存しない
ボストン大学の研究チームが2014年に学術誌『Computers in Human Behavior』で発表した研究によれば、Facebookなどのソーシャルサイトにのめり込む人は離婚しやすい危険性があるという。
離婚の一因にFACEBOOK、浮気の温床になりやすい=専門家やFACEBOOKやTWITTERなどSNSが原因で離婚する夫婦が増加している!?でも取り上げましたが、FacebookやTwitterなどのSNSが原因で離婚する夫婦がいるそうです。
インターネット・SNSは浮気を助長する?によれば、2008年にSNSを利用した人の約20%が、「何らかの形で異性を口説いた」と回答(『ビュー・インターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクト』の調査より)しています。
また、アプローチから交際終了までFacebookで完結する男子が増加中?といわれるぐらいですので、SNSが出会いのきっかけとなり、離婚しやすくなっていると考えられます。
4. 映画をいっしょに見る
『Journal of Consulting and Clinical Psychology』に発表された研究によると、映画をいっしょに見る習慣があるカップルは関係が長続きするという。
<中略>
これは、映画に登場する人たちの人間関係について話すことが、カップルが安全なやり方で自分たちの関係について話したり批判的に考えたりするための機会になったためと考えられる。
映画を見ることを通して、自分たちの関係について話したり考えたりする機会を作ることが長続きすることにつながるようです。
ちなみに、言葉の使い方が似ているカップルほど交際が長続きする!?によれば、言葉の使い方・会話のスタイルが似ているカップルほど交際が長続きするそうです。
それは、好きな同士ではお互いに関心を持つからこそ、無意識に相手の話し方や会話・文章のスタイルが似てしまうのであり、そうではない同士ではお互いに関心がないからこそ、話し方や会話・文章のスタイルを似せようとしないということなんですね。
5. パートナーのとりとめのない話に付き合う
心理学者のジョン・ゴットマン氏によると、ネットで見つけたくだらない話をしてあなたの読書のじゃまをするパートナーは、あなたを単に楽しませようとしてるのではなく、あなたから好意的な注意を向けてほしいと思っているのだ。
記事によれば、結婚生活が続いているカップルは、10回のうち9回はパートナーのちょっとした無駄話に応じていたそうです。
関心を持ってほしいという気持ちを察することができるかどうかが重要ということでしょうか。
6. ケンカのときに「私たち」という言葉を使う
カリフォルニア大学バークレー校の研究によると、口論の最中に「私たち」とか「お互い」といった言葉を使うカップルは、「私」や「あなた」といった言葉を使うカップルと比べて、ケンカをうまくおさめることができ、ケンカによるストレスも少なかった。
恋人とはいっても、まったく同じ価値観の人はいません。
あなたが怒ったとしても、恋人にとっては怒るようなことではないかもしれません。
ケンカが起きた時の原因はお互いにあるわけですから、どちらか一方が悪いというのではなく、お互いの問題として解決するためにも、「私たち」「お互い」といった言葉を使うようにするとよいということではないでしょうか。
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7. パートナーを理想化する
by John O’Nolan (画像:Creative Commons)
ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究によれば、パートナーを盲目的に見ることが、幸せな結婚生活を維持する上でとても大切である可能性があるという。
「別れが近いカップル」にみられる5つのサインで紹介したことによれば、恋は4年以上経過すると、恋を司る脳内物質「βエンドルフィン」が出なくなり、冷めてしまうそうです。
また、恋の賞味期限は12ヶ月から18ヶ月(ピサ大学 マラツイティ)という意見もあります。
7ヶ月までは熱烈ラブラブな状態が続く。8ヶ月から17ヶ月の間は個人差があるが、ラブラブな状態とそうじゃない状態がオーバーラップする。そして、18ヶ月を過ぎて安定した関係が続いたとしても、もはや熱烈な恋ではなくなる。
賞味期限までに恋が成就し、安定した恋愛関係へと発展すると、時間と共に愛が変化していくのではないか。それがひょっとして「愛着」のステージなのではないか。
相手を理想化し続けるというのは難しいことだと思います。
愛の形が変化した状態でもいっしょにいることができることが、二人にとっての次のステージなのではないでしょうか。
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8. 2人が一緒に楽しめることをする
『Journal of Marriage and Family』で発表された研究によると、パートナーがとても嫌がる活動を一緒にすることは、かえって結婚生活の幸福度を下げてしまうという。
カップルが2人とも楽しめる活動をしているときは、短期的にも長期的にも結婚生活の幸福度が高まった。
「圏」を持つ人の76.8%が「幸せだ」と感じているによれば、「圏(目的のある自発的な人のつながり)」を持つ人の76.8%が自分を「幸せだ」と感じているそうです。
同じ趣味をもって楽しむことができれば、長続きしそうですよね。