by Diego Correa(画像:Creative Commons)
■ダイエット清涼飲料の飲みすぎの人は、胴囲の増加が飲まない人の6倍に
ダイエット清涼飲料の飲みすぎは禁物、胴囲の増加が飲まない人の6倍に
(2011/6/26、日経メディカル)
ダイエット清涼飲料を1日2本以上飲んでいる人は、胴囲の増加が飲まない人の6倍に達していることが報告された。
サンアントニオ長寿高齢化研究(SALSA)により明らかになったもので、テキサス大学サンアントニオ健康科学センターのSharon P Fowler氏(写真)らが、6月24日から米サンディエゴで開催されている米国糖尿病学会(ADA2011)で発表した。
カロリーゼロをうたうダイエット清涼飲料の消費は、肥満やメタボリック症候群および糖尿病の発症増加と関係していると言われてきた。
演者らは、これらの関係を検証するため、サンアントニオ長寿高齢化研究(San Antonio Longitudinal Study of Aging ;SALSA)の参加者を対象に、ダイエット清涼飲料の消費が胴囲に及ぼす影響を調べた。
胴囲は、内臓脂肪の指標であり、また糖尿病や心血管疾患、癌および他の慢性疾患の主たる危険因子として広く使われている。
テキサス大学サンアントニオ健康科学センターによれば、ダイエット清涼飲料を1日2本以上飲んでいる人は、飲まない人に比べて、胴囲の増加が6倍になっているそうです。
肥満対策・ダイエットのために、加糖飲料を減らして、ダイエット清涼飲料を選んでいる人にとっては、大変残念なニュースですね。
ダイエット清涼飲料がカロリーゼロであっても、内臓脂肪の指標である胴囲が増加するということは、ダイエット清涼飲料の含まれている何らかの物質が肥満やメタボリック・シンドローム、糖尿病に関係があるということなのでしょうか。
今後の研究に注目したいところです。
「カロリーゼロ飲料は通常の炭酸飲料にはない害を含み、太る可能性もある」という研究結果
(2011/6/30、ロケットニュース24)
さらに研究者らはネズミを使った実験も行い、カロリーを抑えた飲料に用いられるアスパルテームという人工甘味料が、糖尿病の初期段階に起こりやすい膵臓(すいぞう)内の損傷に少なからず影響を与えているということが判明した。
ヘイズダ教授によると、「人工甘味料は食欲を促進させ、満足感を感知する脳の細胞に損傷を与えます。砂糖のような自然の糖分の不足により、さらに甘いものへの欲求が増すのです」とのこと。
この記事によれば、アステルパームという人工甘味料が健康に対して何らかの影響を与えていると考えられそうです。
- 糖尿病の初期段階に起こりやすい膵臓(すいぞう)内の損傷に少なからず影響を与えている
- 人工甘味料は食欲を促進させ、満足感を感知する脳の細胞に損傷を与える。
砂糖のような自然の糖分の不足により、さらに甘いものへの欲求が増す。
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