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2016年10月26日放送のガッテン!のテーマは「大腸がんにならないぞSP」です。
【目次】
■大腸内視鏡検査を受けたら「腺腫(せんしゅ)はありましたか?」と聞こう!
by A Healthier Michigan(画像:Creative Commons)
大腸内視鏡検査を受けた後に「腺腫(せんしゅ)はありましたか?」と尋ねると良いそうです。
「腺腫(せんしゅ)」とは、将来1−5%の確率でガンに変化していく可能性のある良性のポリープのことです。
ドランクドラゴン塚地さんにガン化の可能性の高い直径8MMの大腸ポリープが見つかるによれば、大腸ポリープは大腸がんのリスクを高めるリスク要因であると考えられています。
ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかが大腸がんを予防するうえで大切です。
最近の内視鏡には腺腫をその場で取り除く機能が備わっており、大腸内視鏡検査を受けるときに、腺腫を取り除くことで大腸がんの発生を防ぐことができると考えられます。
※見つかった腺腫のサイズによってはその場で取り除けないことがあるそうです。
また、50歳の段階で大腸に腺腫があるかないかによって、大腸がんになりやすい体質なのかどうかもチェックすることができるそうです。
50歳で腺腫なしの場合は、大腸がんになりにくい体質であるので、大腸がん検診(便潜血検査)を毎年受けていれば十分なのだそうです。
50歳で腺腫ありの場合は、大腸がんになりやすい体質であると考えられるので、定期的に大腸内視鏡検査を受け他方が良いようです。
■大腸がんになりにくい体質にするための方法
大腸がんでは、直系の親族に大腸がんの人がいることは、大腸がんのリスク要因とされていますが、生活習慣を改善することによって大腸がんになりにくい体質にすることも可能なのだそうです。
●禁煙
●アルコールを控える
肥満や飲酒なども大腸がんリスクとされています。
大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェックによれば、最もリスクが高いのは飲酒。
飲酒による大腸がんのリスクは一日に日本酒を1合⇒1.4倍、2合⇒2.0倍、3合⇒2.2倍、4合⇒約3倍となっているそうです。
●運動
運動は、大腸がん予防に非常に効果が高いことがわかっているそうです。
全身運動(水泳・ジョギング・ダンスなど)がおすすめなのだそうです。
※大腸がん危険度チェックによれば、毎日合計60分歩く程度の運動をしていない方が運動不足に該当します。
→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら
■大腸ポリープ・大腸がんを予防する方法
●葉酸
【みんなの家庭の医学】大腸がん予防に葉酸の多い海苔|10月20日によれば、大腸がんのリスクを高める大腸ポリープのできやすさと葉酸の濃度には関係があるといわれ、血液中の葉酸濃度の値が8ng/ml(ナノグラム)以上あれば、女性なら大腸ポリープの頻度が約2割減、男性なら約5割減するそうです。
→ 葉酸の多い食品 について詳しくはこちら
→ 葉酸の効果|妊娠初期・うつ・動脈硬化・大腸がん について詳しくはこちら
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●ラクトフェリン
ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用|国立がんセンターと森永乳業で紹介した国立がんセンターと森永乳業の研究によれば、ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用があることがわかったそうです。
どのような仕組みでポリープが縮小しているかはこの研究ではわかっていないものの、ラクトフェリンを毎日3グラム摂取することにより、血中のラクトフェリン濃度が上昇し、免疫が増強していることを示すNK細胞の活性が上がっていたことから、ラクトフェリンとNK細胞の活性化に何らかの関連性があるのではないかという仮説が立てられます。
●メトホルミン
大腸がん予防に期待 糖尿病薬メトホルミンに大腸ポリープの再発を防ぐ効果|横浜市立大
横浜市立大の中島淳教授によれば、糖尿病薬として使われているメトホルミンに大腸がんの恐れのあるポリープの再発を抑制する効果があることがわかったそうです。
糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化する作用があることが判明‐岡山大研究グループによれば、糖尿病治療薬「メトホルミン」にがん細胞を破壊するキラーT細胞を活性化させる作用があることがわかったそうです。
●アスピリン
看護師や医療従事者の約13万6000人を対象とした健康調査で収集された32年分相当のデータを分析したところ、週に2回以上アスピリンを定期的に服用している人はがんの発症リスクが低くなっていることがわかったそうです。
アスピリンの使用によって、大腸がんリスクが19%、各種の消化管がんのリスクが15%減少したそうです。
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