なぜ男性は自分より頭のいい女性を避けてしまうのか?
by Steven Depolo(画像:Creative Commons)
(2015/10/21、WSJ)
男性は、自分より賢い女性とデートするのは悪くない考えだと言うが、実際にそうした女性に会うとなると、あまり乗り気でないことが分かった。
男性は知性のある女性を魅力的だと感じる一方、実際に頭のいい女性に会うということに関しては消極的になるそうです。
なぜ男性は自分より頭のいい女性を避けてしまうのでしょうか?
研究者たちは、「現実に女性と対面する場合に頭のいい女性に対する関心度が低下するのは、男らしさが減退するとの不安があるためだ」としている。
男性にとっては、女性よりも頭がいいということがプライドであると考えているのかもしれません。
自信のない人はコミュニケーションよりも尊敬を求めるで紹介した『自信と劣等感の心理学』(著:加藤諦三)によれば、自分に自信がない人は弱点を拒否するそうです。
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自慢話をするのは劣等感があるからである。
<中略>劣等感の強い人は、コミュニケーションよりも尊敬を求める。
<中略>
自分に自信のない人は相手から「尊敬」を求めるが、自分に自信のある人は相手との「コミュニケーション」を求める。
<中略>
自分に自信のない人はコミュニケーションよりも尊敬を求める。尊敬が何よりも嬉しい。その瞬間、劣等感で傷ついた心が癒される。
恋愛でも自分に自信のない人は相手の異性から尊敬を求める。
この本を参考にすれば、頭のいい女性を敬遠する男性は、自分に自信がないために相手から尊敬を求めるのですが、相手のほうが頭が良いと劣等感を感じてしまうため、避けてしまうのではないでしょうか。
心理学者のエリザベス・ロンバルド氏は、まず「誰にでも多くの取り柄があることを覚えておくこと」だと話す。「知性も含め、彼女の長所を評価することに集中し、自分と彼女を比較することをやめる」。さらに、「これは彼女が賢いという事実が問題なのではなく、自分の自尊心が問題なのだと気付くこと」だという。
女性に知性があるという長所があることをただ認めればいいのです。
男性はその女性と比べて頭がいいわけではなくてもそれ以外に魅力があるはずです。
自分より頭が良くない女性を選ぶことで自分の自尊心を満たす必要はないのです。
「自分の価値観や長所、他人への貢献度などに集中することで自尊心を高めるための行動を起こしなさい」
他人と比較することで自尊心を高めるのではなく、自分の魅力について改めて考えることによって、自尊心を高めることができれば、頭のいい女性ともコミュニケーションをとれるようになると思います。