> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 食後の眠気は動脈硬化のサイン?チェック方法・対策
【目次】
1.食後の眠気→頸動脈の動脈硬化
by Alyssa L. Miller(画像:Creative Commons)
食べた後は誰もが眠くなります。
なぜ、食後に眠気が襲うのでしょうか?
それは、食事をすると、胃や腸が食べ物を消化しようとすることで、胃腸に血液が集まり、脳への血液が減るからです。
動脈硬化の疑いのある食後の眠気の特徴は次の通り。
- 食事をしたら気づかないうちに5分から10分眠る
- ゆっくりとした状態で眠気が来る
こうした特徴のある人は、首の血管である「頸動脈(けいどうみゃく)」に動脈硬化ができている可能性があるそうです。
頸動脈にコレステロールや脂肪がたまり、血管の壁に付着するとプラーク(こぶのようなもの)ができます。
プラークができると、そこに血栓ができます。
血栓がはがれると、血流にのって、脳の血管で詰まる(=脳梗塞)になる恐れがあります。
頸動脈洞(全身の血液循環を司る圧力センサー)が血圧を測っているのですが、血液が足りなくなると、頸動脈洞が感知し、心臓に信号を送り、心臓の拍動が上がって、血流が速やかに脳に流れます。
しかし、頸動脈に動脈硬化があると、頸動脈洞が血圧を感知することができず、血液が脳に流れないため、眠気が襲うのです。
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■チェック方法
1.食後に意識が飛ぶような眠気がある
食後にいつ寝たのかわからないというような強い眠気がある人は注意。
脳への血流低下が起きている可能性があります。
2.食後に血圧の急降下が起きる
食前の血圧を測り、食事をとり、食後1時間後の血圧を測ります。
食前と比べて血圧が20mmHg以上下がることを繰り返す人は要注意。
かかりつけ医に相談のうえ、循環器内科の専門医への受診をお勧めします。
■対策
1.有酸素運動
インターバル速歩のようなインターバル運動で心拍数を上げる。
→ インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩のやり方 について詳しくはこちら
2.治療
- 抗血小板薬
- 頸動脈内膜剥離術
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