Google Waveが注目されているようですが、その活用法に関しては、いまだわからないというか、決まっていないことが多いようです。
今回の記事には、Google Waveの活用法として、健康・医学研究に活用できるのではないかというアイデアが紹介されていましたので、ご紹介します。
(2009/10/16、ライフハッカー)
健康: 新型インフルエンザワクチンの効率的な供給
CDC(疾病予防管理センター)のコンサルタントBrianさんは、自身の仕事にWaveを取り入れた際のイメージについてこう語っています。
私のグループでは、新型インフルエンザワクチンの供給に関する計画・出荷・連絡などのサポートしている。
チームはアトランタ、ワシントン DCにあり、供給元はダラス。
また、アトランタのチームは4つの拠点に分かれている。
共同で作業する際、普段はメール・イントラネット・共有ツールを使っているが、会議が多かったり、作業が重複したりと、非効率な面も。
一方、生産量、供給量などの状況が変化する都度、計画を更新しなければならない。
現在は、ドキュメントは共有ドライブに保存され、更新情報はメールで発信されているが、Waveを使えば、ドキュメントや交信の変更履歴がすぐにわかるので便利だと思う。
医療分野でGoogle Waveを活用した例です。
Google Waveを活用すれば、遠隔地とリアルタイムに情報を共有しながら、なおかつ更新の履歴が残るので、より効率的になりそうです。
研究:共同研究の生産性向上
学生やジャーナリストと同様、研究者も遠隔地で共同して取り組むことがあるそうです。
米スタンフォード大学の伝染病研究チームに属するThomasはこう述べています。
私の研究チームは世界中と共同で研究を進めている。
現在のプロジェクトでは、オーストラリア・パキスタン・アフリカのガンビアといった具合だ。
共同作業には、メールや電話会議を使っており、共同執筆はWordを使っている。
Waveを使えば、雑誌の記事を共同執筆するといった作業も効率化でき、新たな共同プロジェクトの立ち上げにも便利だと思う。
医学の分野での共同研究の生産性向上にも役立ちそうですね。
また、この記事では、教育分野でもGoogle Waveが活用できるのではないかというアイデアも紹介されているので、さらなる予防医学などの医療分野に発展に役立つのではないでしょうか。
Google Waveを使った健康管理システムなどもいずれはできることでしょう。
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