Helena Lopes|unsplash
今回気になったのはけんすう@kensuuさんがツイートで書いた「ポスト・プラットフォームの時代」という考え方です。
本題に入る前にまずは「アフターデジタル」の著者である藤井保文さんのこちらの記事を紹介したいと思います。
ポイントとなるのは3つ。
✅日本と中国では「自由の意味合い」が違う
中国→「負からの解放」という自由
日本→「自らを由縁とする(=自分らしいあり方を肯定する)」という自由
✅グローバルでも「日本人は個にユニバースがある」と感じてもらえるポジショニングが取れてくると、非常に面白くなるhttps://t.co/kXhwXfss6w— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
IDとIPhttps://t.co/kXhwXfss6w
✅固有のIDに全てのデータが紐づく→情報の透明性が高くなり、便利さが生まれる。その土台の上に、IP(知的財産)が乗る。
✅IPから生まれた「自分の好きな世界、生きやすい世界」が貼り付けられる
✅日本では意味レイヤーに特化した面白さがブースト— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
1)日本と中国では自由の意味合いが異なり、「日本人には個にユニバースがある」という考え方が世界に感じてもらえるようになると面白いポジショニングがとれるようにあるんじゃないかという部分。
2)便利レイヤーと意味レイヤー
役に立つという意味での「便利」のレイヤーとライフスタイルやブランドに寄与する「意味」のレイヤーがあるという考え方です。
3)IDとIP
固有のIDに全てのデータが紐づくことで、情報の透明性が高くなり、便利さが生まれ、その土台の上に、IP(知的財産)が乗ってくるイメージです。
では本題に戻ります。
自分なりに解釈すると(違っていたらごめんなさい)、現在、企業にとってのキーワードが「DX」になっていますが、本当はプラットフォームによる富の独占に対する反発から、プラットフォームに依存しない生き方を模索する「ポスト・プラットフォームの時代」が来ているのではないかというもの。
「C CHANNEL」アプリサービス終了https://t.co/9PXyRIMhvf
✅SNSでの動画閲覧が一般的になった昨今において役割を終えた
✅情報収集の流れがアプリやWEBメディアからSNSへと変化
✅SNSがECプラットフォームになる流れに合わせ、EC事業も強化
✅「動画×EC × SNS ×インフルエンサー」で企業のDX化— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 19, 2020
”新しい別の何かと呼べるコンテンツプラットフォームを超える、新しい音声SNSにしたいんだぜ”https://t.co/DOjMLDBmMw
「アフターデジタル型産業構造(頂点に決済プラットフォーマー、その下にサービサー、メーカーが続くヒエラルキー)」を考えると、求められる概念はプラットフォームではない何か。 https://t.co/k8P4tU2tgS— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
heyやLayerX、Cluster、GREE、C CHANNEL、stand.fmの動きはそこにつながるんじゃないのかな?というのがけんすうさんの意見だとおもいます。
この考え方を先ほどの「アフターデジタル」の著者である藤井保文さんの記事にある「日本人には個にユニバースがある」「便利レイヤーと意味レイヤー」「IDとIP」で掛け合わせるとより理解が深まるのではないかと思うのです。
けんすう @kensuu さんの「ポスト・プラットフォームの時代」は面白い考え方。「便利レイヤーと意味レイヤー」「IDとIP」のような考え方と合わせるとさらに面白い。この企業がやっているのは便利レイヤーでID的なもの、あの企業がやっているのは意味レイヤーでIP的なもの。https://t.co/lKM6JEvX6f https://t.co/SmVce6b9PK
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
みんなひとまとめで「DXの時代」ではなくて、例えば便利レイヤーでID的な、世界の土台となるインフラのデジタル化をしている企業もあるし、意味レイヤーでIP的な、自分を自由に表現できるアバターや居場所を作るVR空間を作り上げる企業もある。https://t.co/LucvvVzyjbhttps://t.co/UBDhIt0FZF
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
同じようにDXを進める必要性があるとはいっても、それぞれの企業の特徴が違っていて、例えば便利レイヤーでID的な、世界の土台となるインフラのデジタル化をしている企業もあれば、意味レイヤーでIP的な、自分を自由に表現できるアバターや居場所を作るVR空間を作り上げる企業もあります。
『アフターデジタル』主著者 藤井保文と考えるこれからの10年|オフライン消滅後の世界を占う中国最新事例
(2019/8/21、キャリアハック)
もし、今いる環境に生きにくさを覚えているとして、モバイルを通じて生きやすい人たちとつながっている状態が作れると、世界の見え方は変わるはずです。身体はここにあるけれど心は別のところにある、自分の生きやすい世界がブーストされていく、ともいえますね。
それをアフターデジタル的に捉えるならば、「人々が同じ部屋に集っていても、映し出されている壁紙の柄が全員で異なる」といった状況をつくることも可能なはずです。至るところに、IPから生まれた「自分の好きな世界」が貼り付けられるようなイメージです。
デジタル化によって便利な世界が生み出されたとしても、ありのままの自分を受け入れてもらえない環境であったり、なりたい自分になろうと思ってもできなかったり、つながりたい人とつながっていなかったりすれば、それはどんなに便利であっても生き辛い世界です。
「https://t.co/9epSf3RC4P」、MERY創業者の中川・河合氏が音声配信アプリに賭けたワケhttps://t.co/vHomdEQqRr
🎧孤独を感じる人の解消
🎧音声で伝わる深みでインターネットにまだない暖かい場所を作ろう
🎧個人の時代が来ると思っているから(中略)現段階ではオープンなプラットフォームとしたい— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
stand.fmの方のインタビューによれば、新型コロナで孤独を感じていた人がいたり、暖かい場所を作ろうと思っていたりと、過去からは明らかに便利な世界になっているはずなのに、生き辛いという人が多いということがわかります。
つまり、求められているのは日本が求める「自由」の世界です。
私達に必要なのは次々と変わるプラットフォームではなく、私たちがありのままの自分、もしくはなりたい自分で生きることができる世界です。
現代の問題は「なりたい自分になる」もしくは「あるがままの自分で生きられる居場所を作る」こと。都市にはそのあるがままの自分で生きられる居場所がある。人が集まるからこそできることだろう。都市の価値はそこにある。その空間がオンラインに移って行けるのかどうか? https://t.co/YmJ8ubL7FZ
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 5, 2020
ライブ配信にはライバー・ファン含めて「生きた人」が集まっている。なりたい自分になるor居心地のいい場所を作る、今の時代における、そんな場所の一つがライブ配信。https://t.co/XQzCnKu7vK
「生きたメディアだ」から4年。私は世界一のライバーになった。|ゆりかぴ https://t.co/EQLQeTUGcs
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) May 28, 2020
「西の魔女が死んだ」にはこんな文章があります。
「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。」
今いる環境が自分が望まない環境であることを知ったら、生きる場所を変えていいということを伝えています。
つまり、自分の心が落ち着く場所で生きていいということです。
ただ今はそれをSNSとよんだり、コミュニティと呼んでいますが、実はもっと適切な名称があるような気がします。
✅観測者がいて、メディアを通じて発見しなければ、そこには存在しないのと同じ
→概念にネーミングをつけたり、形にすることで理解が広まっていく✅潜在的な欲望が需要として顕在化され、メディアが介在することで供給自体も刺激され、好循環の結果として業界が成立するhttps://t.co/ZXkLSjCeLo
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
そして、その「モノ」に適切な名前がつき、その欲望が顕在化され、メディアが介在することで供給が刺激されると、新しい業界が作り出されることでしょう。
コンテンツとしてのマンガは圧倒的に優れていて、ポイントはフリクションレスであるならば、まずは便利レイヤーでID的なもの→意味レイヤーでIP的なものの順に移行することがいいのかもしれない。https://t.co/8JxFSFAK6x
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 20, 2020
一番面白い形はプラットフォーマーが想定していない形でプラットフォームを使って遊ぶこと。
”プラットフォーマーが本来想定していないかたちでプラットフォームを使うことに最近は気分が向かっています。”https://t.co/q7hufWl0EU
プラットフォームが期待する使い方ではなく、その機能の一部を使ったり組み合わせて、その外側で面白いことをするっていいなぁ。
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) July 20, 2020