by Allan Rotgers(画像:Creative Commons)
大卒正社員、3年で20万人離職…政府推計
(2012/3/20、読売新聞)
政府は19日開いた「雇用戦略対話」で、大卒の2人に1人、高卒の3人に2人が、無職や非正規雇用だったり、3年以内に仕事を辞めたりしているという推計を報告した。
推計によると、2010年3月に大学・専門学校を卒業(中退を含む)して社会に出たのは77・6万人。このうち正規雇用で就職したのは56・9万人で、正規雇用となっても約3分の1の19・9万人は3年以内に辞めるとみている。
大卒の2人に1人、高卒の3人に2人が、無職や非正規雇用だったり、3年以内に仕事を辞めたりしているそうです。
新しい夢を追いかけるためであったり、起業したり、自営業を継ぐような形であれば問題ないと思いますが、これがやりたい仕事と現実の仕事のギャップからくるものや人間関係の悩みであれば問題ですよね。
需給のギャップをなくすには、もっと若者が本音でやりたいことを引き出す必要があるのかもしれません。
P.S.
所得と結婚・健康は大きく関わっており、若者が貧しくなればなるほど、少子化や年金問題、国の医療費などにも影響してくることが考えられます。
【関連記事】
75.6%(男性74.3%、女性77.0%)が「経済的な基盤ができないと結婚はできない」と考える傾向は、女性のほうが高い結果となった。
Mr.サンデー(2012/2/5、フジテレビ)という番組で、「貧困女子」というのが取り上げられていましたが、月の手取りの給料から家賃を差し引いた金額が生活保護受給者よりも少ない8万4999円以下(年収が200万円に満たない)になる貧困層の女性が多いそうです。
勤労世代(20~64歳)の単身で暮らす女性の3人に1人が「貧困」であることが、国立社会保障・人口問題研究所の分析でわかった。
低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。
最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ(Mississippi)州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。
同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。
金融広報中央委員会が22日発表した2011年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上の世帯で「貯蓄がない」と答えた世帯の割合が28・6%に上り、調査を始めた1963年以来、過去最高となった。
結婚したくても出会いがない。交際相手なし男女とも過去最高というニュースが先日話題になりましたが、今回のニュースによれば、アメリカでも所得が低いために結婚出来ない低所得者が増えているそうです。
【追記】
日本式の働き方にショックを受けた若者も多いのではないかと思わされる内容です。