by smile_kerry(画像:Creative Commons)
パートナーとのケンカ後に「しばらく口をきかない」のは逆効果:研究結果
(2014/9/4、ライフハッカー)
海外サイト「YourTango」に紹介されていたテキサスクリスチャン大学の研究によると、パートナーを無視する「沈黙の制裁」は、関係性を壊すだけでなく、自身の健康にも被害を及ぼすとの結果が出たそうです。
実際、長い年月をかけて1万4千人の関係性のパターンを調査したところ、
「『沈黙の制裁』はさらなるコミュニケーション問題を生み出すだけでなく、関係性においての充足感を奪い、結果、カップルの親密性を低下させる」
(「YourTango」より翻訳引用)
パートナーとケンカをした時に、相手の顔も見たくないと思って「しばらく口をきかない」という行動をとってしまいたくなることがあると思いますが、今回の記事によれば、そのような行動をとってしまうと、カップルの親密性を低下させてしまい、関係性が壊れてしまうそうです。
恋人とケンカする(した)ときの解決方法にも書きましたが、その場で解決せずにそのままにしておくと、人によっては、そうした問題をどんどん溜め込んでしまう人がいます。
そして、いったん溜め込んだ感情がコップから溢れ出したとき、しまいにはいわなくてもいいことまでいってしまい、関係性が壊れてしまうのです。
「スマホのチラ見」をすると、親密度が下がり、話を聞いてくれていないと思われてしまう!?でも書きましたが、恋人同士でギクシャクした時に「一度距離を置こう」という経験があると思いますが、そういう問題が起きている原因のほとんどがコミュニケーション不足によるものです。
コミュニケーション不足にもかかわらず、距離を置いてしまったら、ますますコミュニケーション不足に陥り、自然消滅を待つだけです。
問題が起きたときこそ、なぜ怒っているのか、何に対して起こっているのかを伝え、その場で解決するようにした方がいいと思います。
問題が起きたときに、少しずつコップを空にすれば、幸せな気持ちでいれるはずです。
■パートナーを無視することは健康の悪影響にもなる!?
「『沈黙の制裁』は、パートナーとの関係性に影響を与えるだけでなく、制裁を加えている側の精神的な問題にもなりえます」
(「YourTango」より翻訳引用)とのこと。相手を無視することによる精神的なダメージは、自身の消化機能の低下を招き、便秘などで健康を害する結果になりかねないというのです。
けんかの少ないカップルは長生きする!?や夫婦仲が悪いと、寿命が縮まる?によれば、夫婦が互いに「否定的・敵対的な行動をとる頻度」が多いほど、「身体の免疫機能」が低下することがわかっており、日頃からケンカやストレスの多い結婚生活を続けていると、健康に影響を与え、しまいには寿命を縮めてしまうようです。
パートナーを無視することでケンカを長引かせることでお互いの健康に悪影響が出ないようにして欲しいですね。
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