汚れた空気(大気汚染)にさらされていると高血圧になりやすい!?


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■汚れた空気(大気汚染)にさらされていると高血圧になりやすい!?

Air Pollution in China

by Global Panorama(画像:Creative Commons)

大気汚染による年間の死者550万人以上、中印で世界の55%

(2016/2/13、apfbb)

大気汚染のため世界で年間550万人以上が死亡しており、その55%が急速な発展を遂げる中国とインドでの死者だという報告が12日、米首都ワシントン(Washington D.C.)で開催された米科学振興協会(AAAS)の年次会合で発表された。

世界では大気汚染のために年間550万人以上がなくなっているそうです。

大気汚染で年700万人死亡…家庭内の薪でも

(2018/5/2、読売新聞)

死因は、肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、肺がん、脳卒中、心臓病が多数を占める。2年前の報告では死者数を年600万人以上としていた。

しかし、2018年の世界保健機関(WHO)の報告書によれば、年約700万人が空気の汚染に関連する原因で死亡しているそうです。

米ワシントン大学(University of Washington)保健指標評価研究所(Institute for Health Metrics and Evaluation、IHME)では、大気汚染は高血圧、食生活、喫煙に続き4番目に高い死亡のリスク要因となっている。

大気汚染は高血圧、食生活、喫煙に続き4番目に高い死亡のリスク要因となっているそうですが、大気汚染と高血圧には何らかの関係があるのではないかという研究がおこなわれています。

大気汚染物質への長期暴露で血圧値が上昇

(2012/11/11、日経メディカル)

大気汚染物質と血圧値の関係について、およそ4万人の女性コホートを対象に調査した結果、微小粒子状物質(PM2.5)や二酸化窒素(NO2)への長期間曝露は、血圧値の上昇に関連することが報告された。米University of WashingtonのVictor C Van Hee氏らが、11月3日から7日までロサンゼルスで開催された第85回米国心臓協会・学術集会(AHA2012)で発表した。

PM2.5や二酸化窒素(NO2)などの大気汚染物質に長期間さらされると、血圧値が上昇すると考えられるそうです。

喫煙や塩分摂り過ぎだけじゃない!汚れた空気も高血圧に関係あると判明

(2016/6/1、IRORIO)

汚染レベルの高い空気を吸っている人ほど高血圧になりやすい——これが今回発見された大気汚染と血圧の関連だ。(今回の調査では、収縮期血圧140mmHg以上を高血圧としている)

オゾンや一酸化炭素、窒素酸化物、二酸化硫黄など、自動車の排ガスや石油・石炭を燃やした時に出る汚染物質が、特に血圧を高めるのではないかと見られている。

また、化学物質以外の空気の汚れ、つまり埃や粉塵なども、血圧上昇に関連していることが分った。

オゾンや一酸化炭素、窒素酸化物、二酸化硫黄などの大気汚染物質やほこり、粉塵などの化学物質以外の空気の汚れが血圧上昇に関連していると考えられるそうです。




■まとめ

最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙-WHO報告(2009/10/28)によれば、高血圧が最大の健康リスクだったそうです。

高血圧予防のためには、減塩などの食生活の改善などが重要になりますが、今後は大気汚染に注意することということも重要になるかもしれません。

実際に大気汚染と高血圧の関係が一般的な常識になったとしたら、空気清浄機を使うことが世界的にも一般的になっていくかもしれませんね。

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