大腸がんと腸内細菌の関係、ゲノム解析で大腸がん予防法の発見につなげる|国立がん研究センターなど


ExeterUniMedSch April2013-5

by University of Exeter(画像:Creative Commons)

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大腸がんと腸内細菌の関係を調査へ 室温便でゲノム解析

(2016/7/8、朝日新聞)

最近のDNA解析技術の進歩で、腸内細菌を集団のままゲノム(全遺伝情報)解析をして細菌の種類を調べることができるようになり、病気とかかわりを調べる研究が盛んになっている。

 ただ、便には1グラムあたり1千億個の細菌が含まれ、排便後すぐに雑菌が増えるので、直後にドライアイスなどで冷凍保存することが必要で、より簡単な保存方法が求められていた。グループは、微生物の繁殖を抑える溶液を使って、室温保存ができないか検討。8人の凍結便と室温保存便でゲノム解析の結果を比べたところ差が少ないことを確認した。

国立がん研究センターなどのグループは、従来は凍結していた研究試料の便を室温で保存しても解析できる手法を確立したそうです。

今後、大腸内視鏡検査を受けた5千人の患者の腸内細菌のゲノム解析をし、食事などの生活習慣と合わせて、大腸がんの原因を調べ、がんの予防法を研究していくそうです。

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