朝食を抜いて、高カロリーな食べ物を見ると、脳が活発化し、多く食べてしまう!?


Early for breakfast....

by John Hoey(画像:Creative Commons)




【ダイエット】朝食抜きはやっぱり危険!脳の働きによってチョコレートがますますおいしそうに見えてしまうことが判明

(2012/10/17、IRORIO)

英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者は、21人のボランティアを対象に実験をおこない、朝食を食べたときと抜いたときの違いを調べた。実験ではまず、サラダやチョコレートなど異なる食べ物の写真を見せたときの脳の変化を調べ、それぞれにどの程度魅力を感じたか点数を付けてもらった。さらにその後、ボランティアに好きなだけパスタを食べさせた。

この実験を、ボランティアが朝食を食べたときと、食べなかったときに2度おこなったところ、朝食を抜いたときは、食べ物の必要性やおいしさを認識する脳の眼窩前頭皮質という部分が、高カロリーな食べ物を見ると活発化することが明らかに。さらに、チョコレートに一番魅力を感じてしまい、パスタも朝食を食べたときより250kcal分も多く食べたという。

英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者が行なった実験によれば、朝食を食べた時と食べなかった時を比べると、朝食を食べなかった時は、食べ物の必要性やおいしさを認識する脳の眼窩前頭皮質が、高カロリーな食べ物を見ると活発化し、実際、多く食べてしまうという結果が出たそうです。

体内時計(特に内臓)のリセット方法は朝食をとることであり、朝食にタンパク質を取ることで、その刺激が小腸に到達し、小腸の時計遺伝子を動くと、その信号が胃や肝臓にも伝わり、エネルギー代謝がはじまるそうです。

そのため、タンパク質の少ない朝食の場合は、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したままになります。

すると、すでに活性化している脳が、栄養分が入っていないことを感知し、体が飢餓状態にあると判断します。

そのような状態で昼食をとると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪をため込む機能がスタートしてしまうそうです。

つまり、2つの話を総合すると、朝食を食べないと、脳が飢餓状態であると判断し、脳の眼窩前頭皮質が、高カロリーな食べ物を見ると活発化し、朝食を食べる時よりも量を多く食べてしまい、なおかつ、脂肪を貯めこんでしまうと考えられるようです。







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体内時計 ダイエット|たけしの家庭の医学 5月25日

■体内時計とは

体内時計とは、体の中にある24時間時計というべきもので、睡眠・血圧・体温のリズムを司っている。

■時間遺伝子とは

体内時計の正体は、遺伝子に組み込まれている。

時計遺伝子とは、体内の様々な臓器の細胞に存在している遺伝子のことで、時間を刻んでいる遺伝子です。

時計遺伝子には、1日24時間を計る仕組みがある。

まず時計遺伝子は細胞内にたんぱく質を分泌させる指令を出す。

このたんぱく質が砂時計でいう砂であり、細胞にたんぱく質がいっぱいになるまでに約12時間かかる。

次に、時計遺伝子は、細胞内にたんぱく質を減らす指令を出す。

再び、たんぱく質が細胞からなくなるまでにおよそ12時間かかる。

このように1周が約24時間となり、その人の生活習慣に合わせて、様々なリズムをコントロールしている。

そして、この時計遺伝子によって、理想的な食事時間も決まっている。

朝食の時間と夕食の時間は起床時間で決まる。

理想的な1日のリズムは、7時起床の場合は、起床から2時間以内に朝食、起床から10時から12時間の間に夕食を摂るのが理想。

起床時間がずれれば、食事時間もずれる。

時計遺伝子が一日ごとにリセットされ、また新たに時計の針を動かしている。

体の場所によってリセット方法が違う。

脳:朝日がリセット方法

朝日を浴びることで脳のリズムがスタート

内臓:朝食がリセット方法

※内臓の時計遺伝子をリセットするには、たんぱく質が必要。

朝食にタンパク質を取ることで、その刺激が小腸に到達し、小腸の時計遺伝子を動かす。

すると、その信号が胃や肝臓にも伝わり、エネルギー代謝がはじまる。

そのため、タンパク質の少ない朝食の場合は、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したままになります。

すると、すでに活性化している脳が、栄養分が入っていないことを感知し、体が飢餓状態にあると判断します。

そのような状態で昼食をとると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪をため込む機能がスタート。

脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまう。

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