【目次】
- Twitterでオフィスの二酸化炭素濃度をAIで管理しているというツイートを発見!
- 室内の二酸化炭素濃度の上昇が眠気・集中力低下の原因になる!?教室・オフィスの換気をして集中力アップ!|米ローレンス・バークレー国立研究所・ニューヨーク州立大学
- まとめ
■Twitterでオフィスの二酸化炭素濃度をAIで管理しているというツイートを発見!
Twitterで2つのツイートを見つけたのですが、気になったのはオフィスの二酸化炭素濃度の調節をしているということです。
私の普段のインフラエンジニアの業務の中にはオフィス内の温度・湿度・二酸化炭素の調整が含まれていたんですが、AWAIR https://t.co/s6SsaK8sbG の投入によって段違いに楽になりそうです。IFTTT連携もできるし、通知もアドバイスもしてくれる。 pic.twitter.com/v4jidlyRMK
— アオヤマ ミント (@MintoAoyama) 2018年2月21日
社内のGoogleHomeが @DotEarl によって毎日進化していて、会社の予定を教えてくれたりしてたのだが、今日ついに「二酸化炭素が多いから窓開けてください」って命令されるようになった。
こうして人間はAIに管理され、何も考えなくても良くなってくる。 pic.twitter.com/Y07Uk1NCYU— yositosi (@yositosi) 2018年2月21日
Awair: Know What’s in the Air You Breathe
【参考リンク】
なぜオフィス内の二酸化炭素濃度の調節が必要なのか、調べてみることにしました。
■室内の二酸化炭素濃度の上昇が眠気・集中力低下の原因になる!?教室・オフィスの換気をして集中力アップ!|米ローレンス・バークレー国立研究所・ニューヨーク州立大学
参考画像:Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance(2012/10/17、Berkeley Lab)|スクリーンショット
Elevated Indoor Carbon Dioxide Impairs Decision-Making Performance
(2012/10/17、Berkeley Lab)
On nine scales of decision-making performance, test subjects showed significant reductions on six of the scales at CO2 levels of 1,000 parts per million (ppm) and large reductions on seven of the scales at 2,500 ppm.
ローレンス・バークレー研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)とニューヨーク州立大学(State University of New York (SUNY) Upstate Medical University)との研究によれば、室内の二酸化炭素(CO2)濃度が高くなる(実験では2500ppmに達すると)と人々の意思決定能力を著しく損ない可能性があることから、オフィスや教室内の二酸化炭素濃度の上昇が仕事中や授業中の眠気や集中力低下の原因になる可能性があるそうです。
【参考リンク】
- 室内CO2濃度と眠気・集中力の関係|長野県伊那北高校
- 201600619 おうちハック#5 teamLab オフィス環境のCO2測定(2016/6/19、Slideshare)
- チームラボオフィスの空気環境(CO2)を測定して改善している話(2015/12/20、tks(高須 正和)のブロマガ)
- 空気環境(CO2)測定してみたらヤバかった(2015/12/25、べるべる研究日誌 なんでもやる系エンジニアの日々)
■まとめ
by hackNY.org(画像:Creative Commons)
これまでいくつか集中力に関するニュースを取り上げていて、集中力低下の原因としては、認知的疲労(精神的に疲れる作業をしてエネルギーを使い果たした時に、認知力(特に注意力)が減少した状態)であったり、疲労などを紹介しました。
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しかし、今回取り上げた研究によれば、オフィスや教室内の二酸化炭素濃度の上昇が仕事中や授業中の眠気や集中力低下の原因になる可能性があるそうで、以前取り上げた自然の中に出かけると、創造性・幸福度・集中力が上がるという研究結果|カンザス大学によれば、自然の中で歩き回ることで、神経が安らぎ、脳の力が回復されるということでしたが、もしかすると、たくさんの空気を吸い込むことで集中力が高まったのかもしれませんね。
学校や職場での集中力を維持するためにも、集中力が低下するタイミングで外に出てみたり、ツイートで紹介されていたプロダクトを活用して二酸化炭素濃度の調節を行なうような仕組みを取り入れてみてはいかがでしょうか。