チョコレートが心臓病のリスク軽減につながる可能性|英ケンブリッジ大学


Day 109: Chocolate Drops

by PROBruce Guenter(画像:Creative Commons)

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チョコレートが心臓病のリスク軽減につながる可能性=調査

(2011/8/30、ロイター)

欧州心臓病学会(ESC)で29日発表された新たな調査で、チョコレートの摂取により、心臓疾患の発症リスクが3分の1減少する可能性があることが分かった。ただ、チョコレートの食べすぎには気をつける必要があるとしている。

特に血管系に良いとされる成分「フラバノール」を含むダークチョコレートなど、チョコレートの摂取による健康効果については近年複数の研究が発表されている。

英ケンブリッジ大学の調査によれば、チョコレートが心臓病のリスクを3分の1に減らす可能性があることがわかったそうです。

英ケンブリッジ大学のオスカー・フランコ氏とその調査チームは、チョコレートの摂取と心臓血管病に対するその健康効果との関連性を調べるため、計10万人を対象にこれまで実施された7件の研究結果を分析した。

今回発表の調査は英医師会誌(BMJ)の電子版に掲載されている。

それによると、7件中5件の研究でチョコレートの健康効果が示されたが、残り2件では示されなかった。

総合的な結果では、チョコレートの消費水準が最も高い状態と最も低い状態を比べた場合、消費水準の高いほうが、心臓血管病のリスクが37%、心臓発作のリスクが29%低かったという。

フランコ氏によると、7件の研究をまとめた今回の調査は完全なものではなく、ダークチョコレートとミルクチョコレートの区別をつけていないほか、健康効果がチョコレートの摂取だけによるものなのか、他の要素が関係しているのかを調べるには一段の調査が必要だという。

チョコレートが心臓病のリスク軽減に良さそうですが、今回の調査はダークチョコレートとミルクチョコレートの区別をつけていない、健康効果がチョコレートだけの摂取によるものかがわかっておらず、また、食べ過ぎるとかえって健康に悪影響を及ぼすおそれがあることから、あくまでお菓子の範囲で食べたほうがいいかもしれません。