【らっきょうの下処理・下漬け】5.冷暗所に置き、乳酸発酵させます。途中上下を軽く混ぜましょう。(期間は様々で、一週間という人もいれば、二週間という人もいます)

本物とそれっぽいモノの違いを例えるなら「梅干しと梅の酢漬け」「らっきょう漬けにおける本漬けと簡単漬け」の違い





元ツイートはマーケティングのやりすぎで世の中に「それっぽいもの」が増えているような気がするというもの。

「本物」と「本物っぽいもの」の違いは何かと考えると、「美味しんぼ」に出てくる「梅干し」と「梅の酢漬け」の違いに近いのではないでしょうか?

梅干しは、梅を塩に漬けると梅酢が出てくるまで待つ必要があるため、手間暇、時間がかかりますが、梅の酢漬けは、梅を酢につけると簡単ですぐに作ることができます。

酸っぱい梅であることは同じでも、梅干しと梅の酢漬けは全くの別物です。

最近らっきょうを漬けているのですが、らっきょう漬けには本漬けと簡単漬けという2つの漬け方があります。

絶品!カリカリらっきょう漬けの失敗しない作り方(塩漬け~塩抜き~本漬け)【ばあちゃんの料理教室】/HOW TO PICKLE SHALLOTS

本漬けはらっきょうを塩漬けにして乳酸発酵させる工程があり、簡単漬けはその工程を省いたもの。

らっきょうを乳酸発酵させることにより、らっきょう本来の「旨さ」が増してくるそうです。

本漬けと簡単漬けの違いは、旨み、食感、日持ち、経過後の色(本漬けは白いまま、簡単漬けは飴色のようになる)の違いがあるそうです。

簡単漬けと本漬けの画像の違いを見ていただくとわかるのですが、本漬けは白くきれいで、簡単漬けは飴色に変化しているのがわかります。

発酵する時間を通じて、らっきょうはらっきょう漬けへと変化していくわけですね。

「本物」と「本物っぽいもの」の違いは、この梅干しやらっきょう漬けにおける「(梅酢が出る、乳酸発酵する)時間」を惜しんだ結果、現れたものともいえるかもしれません。

だからといって「効率よく」がいけないといっているわけではありません。

それを作り上げる上で必要な準備や段取り、整理整頓・掃除・片付けは徹底的に効率よくしたほうがいいですよね。

そのモノやサービスの肝とか価値にとって大事なものを守るためには、手間暇、時間を惜しまずにやることが必要だということです。