2014年7月8日のNHK「あさイチ」のテーマは「ブルーベリー活用術」でした。
■ブルーベリーを週2-3回食べている人は糖尿病にかかる割合が低くなる!
ブルーベリーに含まれる色素成分「アントシアニン」はポリフェノールの中で抗酸化作用が強く、ブルーベリーを週2-3回食べている人は糖尿病にかかる割合が低くなると発表されています。
その論文によれば、ブルーベリー、ブドウ、リンゴといった特定の果物の摂取量が多いと、2型糖尿病リスクの低下と有意な関連があり、この中でもブルーベリーが最も2型糖尿病リスクを下げる結果となっています。
またそのほかの論文を参考にするとアントシアニンを含むブルーベリーの摂取量が多いと2型糖尿病リスクが低下することがわかりました。
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【参考リンク】
- Muraki I, Imamura F, Manson JE, Hu FB, Willett WC, van Dam RM, Sun Q. Fruit consumption and risk of type 2 diabetes: results from three prospective longitudinal cohort studies. BMJ. 2013 Aug 28;347:f5001. doi: 10.1136/bmj.f5001. Erratum in: BMJ. 2013;347:f6935. PMID: 23990623; PMCID: PMC3978819.
- Stull AJ, Cash KC, Johnson WD, Champagne CM, Cefalu WT. Bioactives in blueberries improve insulin sensitivity in obese, insulin-resistant men and women. J Nutr. 2010 Oct;140(10):1764-8. doi: 10.3945/jn.110.125336. Epub 2010 Aug 19. PMID: 20724487; PMCID: PMC3139238.
丸ごとのブルーベリーに含まれる生理活性物質を毎日食事から摂取することで、肥満、非糖尿病、インスリン抵抗性の被験者のインスリン感受性が改善しました。 - Wedick NM, Pan A, Cassidy A, Rimm EB, Sampson L, Rosner B, Willett W, Hu FB, Sun Q, van Dam RM. Dietary flavonoid intakes and risk of type 2 diabetes in US men and women. Am J Clin Nutr. 2012 Apr;95(4):925-33. doi: 10.3945/ajcn.111.028894. Epub 2012 Feb 22. PMID: 22357723; PMCID: PMC3302366.
アントシアニンおよびアントシアニンを豊富に含む果物の摂取量が多いと、2 型糖尿病のリスクが低下することが示されました。 - Guo X, Yang B, Tan J, Jiang J, Li D. Associations of dietary intakes of anthocyanins and berry fruits with risk of type 2 diabetes mellitus: a systematic review and meta-analysis of prospective cohort studies. Eur J Clin Nutr. 2016 Dec;70(12):1360-1367. doi: 10.1038/ejcn.2016.142. Epub 2016 Aug 17. PMID: 27530472.
アントシアニンおよびベリー類の食事性摂取量が多いほど、2型糖尿病のリスクは低下します。 - Kato M, Tani T, Terahara N, Tsuda T. The Anthocyanin Delphinidin 3-Rutinoside Stimulates Glucagon-Like Peptide-1 Secretion in Murine GLUTag Cell Line via the Ca2+/Calmodulin-Dependent Kinase II Pathway. PLoS One. 2015 May 11;10(5):e0126157. doi: 10.1371/journal.pone.0126157. PMID: 25962102; PMCID: PMC4427495.
アントシアニンがGLP-1分泌促進作用により糖尿病の予防に役立つと考えられる
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■ブルーベリージュースの作り方!
【材料(3人分)】
・冷凍ブルーベリー 200g
・氷 適量
・水 300ml
・レモン汁 適量
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【作り方】
1.材料を入れて、ミキサーにかけるだけ。
ポイントはレモン汁を加えること!
アントシアニンは実の中では安定した状態になっていますが、水と一緒にミキサーにかけると、不安定になって酸化しやすくなり、その結果、色も黒っぽく変わってしまいますので、レモンのような酸性の物質を加えると、酸とアントシアニンが反応してアントシアニンは赤紫色に変化し、安定して、抗酸化作用も保たれます。
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■ブルーベリーの葉は抗酸化作用が実の10倍!
宮崎大学の國武久登教授によれば、ブルーベリーのより葉っぱの方が抗酸化性が 10 倍あるので、葉っぱをお茶にして飲むのがおすすめ!
【作り方】
色の濃い葉を 20 枚ほど水洗いし、電子レンジで 1 分加熱してからフライパンで 2~3 分炒め、バリバリ状態にしてお湯を注ぐ。
ブルーベリー茶には脂肪肝や肝硬変を抑制する効果もあるそうです。
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら
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