NHK「トリセツショー」/緊急!すい臓がん対策SP『超早期発見術』/2026年7月16日放送




2026年7月16日放送のNHK「あしたが変わるトリセツショー」のテーマは「緊急!すい臓がん対策SP『超早期発見術』」です。

■すい臓がんの現状

5年生存率は約11.8%(がんの中で最悪クラス)で、近年は高齢化などで死亡数が急増し、がん死亡者数で胃がんを抜いて第3位になりました。

その理由として、すい臓がんの初期症状がほとんどなく、発見時には進行しているケースが多い(ステージ4で発見される人も少なくない)ため。

ただし、1cm以下の超早期発見で手術できれば5年生存率80%に跳ね上がる可能性があります。

■すい臓がんのリスク因子

●糖尿病(特に新発症や急な悪化)

糖尿病患者は一般の約2倍のリスク。
糖尿病発症・診断後1年以内は約5〜6.7倍と特に高い(すい臓がんが糖尿病を引き起こす逆因果関係の可能性も)。
コントロール不良や急な血糖上昇も要注意。すい臓のインスリン産生機能ががんにより影響を受けるため。

【補足】
すい臓がんを早期発見する鍵は「血糖値」|ためしてガッテン(NHK)

番組で紹介したすい臓がんの早期発見に役立つその鍵は「血糖値」。

ポイントは、血糖値が理由がないのに急上昇すること。

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、すい臓がんになるリスクは1.85倍なのだそうです。

すい臓がんに関しては、すい臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人がすい臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。

番組によれば、すい臓でインスリンを作るβ細胞が、すい臓がんができると働きが悪くなり、その結果として血糖値が急上昇することがわかってきたのだそうです。

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら

●慢性膵炎
リスク10〜16倍以上(特に診断後2年以内が高い)。
主な原因は大量飲酒。慢性的な炎症ががん化を促進。遺伝性膵炎ではさらにリスクが跳ね上がる(数十倍の報告も)。

●すい臓がんの家族歴
第一度近親者(親・子・兄弟姉妹)に1人いると1.5〜2倍程度。
複数人(特に近しい親族)で4〜5倍以上、3人以上や家族性すいがん家系では数十倍に跳ね上がる可能性。
遺伝的素因が強いがんの一つ。

●すいのう胞・IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)・すい管拡張
すいのう胞:リスク約3倍(一部でさらに高い)。
IPMN:がん化リスクあり(年率0.2〜3%程度、タイプによる)。放置で進行する可能性。
すい管拡張:リスク約6倍程度の報告。画像検査で見つかりやすい所見。

●喫煙
最も確立された生活習慣リスク(発症の11〜32%に関与との推定)。
リスク約1.7〜3.9倍。禁煙でリスク低下が見込める。

●大量飲酒
リスク約1.2〜1.5倍(量・頻度が多いほど上昇)。
慢性膵炎の原因にもなり、間接的にリスクを大幅増大。

●肥満
BMIが高い(特に30以上):リスク約1.3〜3.5倍(若年肥満で高い場合あり)。
すい臓への負担や炎症・ホルモン異常が関連。

●ほかの因子

加齢(高齢になるほど増加)。
男性(やや高い傾向)。
歯周病、ピロリ菌感染、特定の血液型(A/B/AB型)など(リスク上昇の報告あり)。

【ガッテン】生存率を2倍にアップ!すい臓がんを超早期発見するエコー検査のやり方!自分では気づきにくい、意外な自覚症状!

■膵臓がんのリスク要因

●家族に膵臓がん経験者がいる

●慢性膵炎(診断から4年以内はリスクが高まる)

●糖尿病(診断から2年以内は危険性が高い)

●飲酒(ビール350ml缶3本以上は危険性あり)

●喫煙

■超早期発見のカギ

●腹部エコー(超音波)検査

【ガッテン】生存率を2倍にアップ!すい臓がんを超早期発見するエコー検査のやり方!自分では気づきにくい、意外な自覚症状!

エコー検査で1センチ以下の早期の膵臓がんを見つけるのは難しく、エコー検査で直接早期の膵臓がんを発見したわけではありません。

ポイントは2つ。

1.主膵管が太くなっていること、2.膵のう胞がある膵臓にがんが起こりやすいこと。

主膵管とすいのう胞にサインがある人は経過を見ることが必要で、定期的な検査が早期発見を可能にします。

両方のサインがある人で膵臓がんを発症する確率は30年で3割。

一方で7割の人は膵臓がんにならないかもしれないので、冷静に対応することが大切。

●尾道方式

すい臓がんを早期発見する「尾道方式」とは?|5年生存率、全国推計の3倍によれば、「尾道方式」とは、JA尾道総合病院の花田敬士診療部長(消化器内科)が尾道市医師会と連携して始めたもので、「糖尿病」「肥満」「喫煙」「家族に膵臓がん患者がいる」など膵臓がんのリスクの高い患者がいた場合に、膵臓の検診を受けてもらい、がんの疑いがある場合はすぐにJA尾道総合病院を紹介して、体内に内視鏡を入れるなどをしてがんの有無を調べるという仕組みです。

■そのほかのポイント

症状例:背中の奥の持続する痛み、体重減少など(あっても気づきにくい)。

【ガッテン】生存率を2倍にアップ!すい臓がんを超早期発見するエコー検査のやり方!自分では気づきにくい、意外な自覚症状!

■膵臓がんの症状のサイン

●みぞおちのあたりの痛み

●背中の痛み

肩甲骨の下から腰の上が痛い

●急な血糖値の上昇

●油が浮いたような下痢

膵臓で作られる膵液には消化を助ける機能がありますが、膵臓が悪くなると、脂が消化できず下痢になってしまいます。

■まとめ

すい臓がんのリスク因子に多く当てはまる方は手軽な腹部エコー検査を受けてみてはいかがでしょうか?







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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