調べてみたら、カメムシは柔軟剤や洗剤によく使われているフローラル系やフルーツ系の甘い香りに近づいてくる性質があるそうです。マンションやアパートでカメムシが大量発生しているところは住人全員でやめてみるとよさそうですね。https://t.co/WmRD7fhF44
— ばあちゃんの料理教室|ばあちゃんの知恵袋 (@4050health) October 3, 2026
調べてみたところ、「カメムシがフローラル系やフルーツ系の甘い香りに近づいてくる」という話があり、そのため市販の柔軟剤や洗剤の香りに寄ってくる、というのが経験や観察から広まった話として出回っています。
論文で「市販の柔軟剤や洗剤の香料を使って誘引実験をした」という直接的な証拠は、調べた限りでは見つかりませんでした。
■科学的にわかっていること
カメムシは、植物が出す香りを頼りに餌や住みかを探します。
クサギカメムシは、新鮮なピーナッツやリンゴに含まれる「ヘキサナール」という成分(フルーティーで青臭い香り)に寄ってくることが実験で確認されています。
他のカメムシでも、イネや雑草の香り、花の香り、ヒマワリの花の香りなどに反応する例があります。
カメムシ同士が集まるためのフェロモンの一部が、植物の香りに似ている場合もあります。
柔軟剤や洗剤に使われているフローラル・フルーティーな香料は、これらの植物の香りと化学的に近い成分を含むことがあるため、「似た香りに反応しているのでは?」という推測がされています。
これが、生活情報サイトやSNSで「柔軟剤の香りが誘引する」と書かれる理由です。
一方で、カメムシが洗濯物に寄る主な理由として、より確実に言われているのは次の2つです。
1)明るい色(特に白い服)に引き寄せられること
2)暖かさを求めること(特に秋の越冬前)
香りは「追加で影響するかもしれない」程度の位置づけです。
■まとめ
「カメムシがフローラル系やフルーツ系の甘い香りに近づく」という話は、経験や観察が中心で、論文で「柔軟剤の香りが誘引する」と証明されたものはほぼありません。
ただし、マンションやアパートで大量発生している場合、住人みんなで無香料・微香料に切り替えるのは害がなく、他の対策(隙間をふさぐ、夜の照明を工夫する、洗濯物を早めに取り込むなど)と合わせて試す価値はあると思います。
■【補足】カメムシ大量発生の主な原因
自治体や病害虫防除所の情報によると、主な要因は次の通りです。
・暖冬による越冬成虫の多さ
冬を生き延びる成虫が増え、春からのスタート時点で個体数が多かった。
・スギ・ヒノキの球果(実)の豊作
カメムシの主要なエサになる球果が多かったため、山で大量に繁殖した。その後エサが減る夏〜秋に、人里や住宅街へ下りてくる。
・天候条件
増殖に適した気温・雨量、台風が少なかったことなどが重なり、幼虫・成虫の生存率が上がった。
特に静岡県では2026年10月1日に「病害虫発生予察警報」が出され、予察灯での捕獲数が平年の約20倍、ヒノキ球果の寄生数も平年の約6倍と、28年ぶり(カメムシ類としては初)の警報級になっています。
他の地域でも平年比で大幅に多い報告が続いています。
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