> 健康・美容チェック > 肝臓 > 春の野菜と果物には「抗酸化成分」「解毒成分」が豊富
■春の野菜と果物には「抗酸化成分」「解毒成分」が豊富
野菜の解毒力、4つの“効き目”(2010/3/3、日経ウーマンオンライン)で紹介されている農業・食品産業技術総合研究機構・野菜茶業研究所の東敬子上席研究員によれば、「色の濃い旬の野菜には、ポリフェノールやカロテノイド、ビタミンCといった抗酸化成分が豊富」なのだそうです。
また、千葉大学大学院園芸学研究科の渡辺正巳准教授によれば、「春は植物が成長するために、最大限のパワーを発揮するときで、害虫から身を守る防御物質は人にとっては“解毒”作用を持つ成分が増える」のだそうです。
つまり、春が旬の野菜と果物には抗酸化成分(解毒成分)がたっぷりだということですね。
解毒成分が豊富な食べ物とは、ポリフェノールやカロテノイドなどの抗酸化作用をもつ食べ物です。
旬の春の野菜や果物はどのようなものがあるのでしょうか。
なかでも注目株は、ほろ苦い菜の花や春キャベツなどのアブラナ科の野菜や、においの強いタマネギなどのユリ科の野菜。
解毒の要である肝臓を元気にするグルタチオンやポリフェノール、硫黄化合物をはじめ、老廃物などの毒素をつかまえて排出しやすくするケルセチンも豊富に含まれる。
もちろん、ホウレン草やリンゴなど安価で比較的手に入りやすい通年野菜や果物にも、腸内環境を整えるオリゴ糖、便や尿と一緒に毒を出しやすくするカリウム、食物繊維など、解毒を助ける成分が含まれる。
記事では、さらに効き目別に野菜が紹介されています。
疲れにくくする
キャベツ、菜の花、小松菜、ニラ、ブロッコリー
グルタチオン(毒を捕まえて肝機能を高める、抗酸化作用で美肌)
硫黄化合物(肝臓の解毒酵素の働きを高める)
血流が良くなる
玉ねぎ、ほうれん草、ブロッコリー、りんご
ケルセチン(血流を改善し、巡りを良くする)
カリウム(有害金属など毒を含む尿を排出)
便秘改善
アボカド、玉ねぎ、りんご
オリゴ糖(ビフィズス菌の餌となり、善玉菌を増やすのに役立つ)
食物繊維
肌荒れが良くなる
ほうれん草、ブロッコリー、トマト
ポリフェノール、ビタミンC、ビタミンE(抗酸化作用により、血流をよくして、美肌に)
冬場にたまった毒素を排出するためにも、色の濃い旬の春の野菜や果物を食べるようにしたいですね。
→ 抗酸化作用 について詳しくはコチラ
→ 肝臓に良い食べ物 について詳しくはコチラ
【関連記事】
肝臓関連ワード
■肝臓
■脂肪肝
■肝炎
■NASH
■肝硬変
■肝臓がん
■タウリン
■中性脂肪