iPS細胞から肝臓作製…人の臓器で初
(2012/6/8、読売新聞)
あらゆる細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を使って、マウスの体内で人間の肝臓を作ることに、横浜市立大学などのグループが成功した。
横浜市立大学などのグループによれば、iPS細胞から人間の肝臓を作ることに成功したそうです。
記事によれば、サイズとしては、5ミリ・メートル程度なのだそうですが、人の肝臓と同じ働き(タンパク質を作ったり薬を分解したりする働き)が確認されたそうです。
iPS細胞から“ヒトの肝臓”
(2012/6/8、NHK)
立体構造を持ち、血液の流れのある臓器ができたのは世界で初めて
iPS細胞については、このブログでも何度か取り上げてきましたが、今回立体構造を持ち、肝臓の機能をもつものができたことでますますこの分野が進んでいきそうです。
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