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> 健康・美容チェック > 睡眠不足 > 睡眠時間は食生活に左右される!?|米ペンシルバニア大学
(2013/2/8、IRORIO)
米ペンシルバニア大学が行った最新の研究によれば、食生活が睡眠時間を左右するということが明らかになった。
睡眠時間は太陽を浴びているかどうかと関係が深いと思っていましたが、米ペンシルバニア大学の研究によれば、食生活が睡眠時間を左右することがわかったそうです。
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睡眠時間が短い人(6時間以下)の食生活の特徴
カロリーが高い
限られた食事内容
水分量が少ない
赤やオレンジ色の野菜・果物の摂取が少ない
ビタミンCの摂取が少ない
ナッツ・肉・貝の摂取が少ない
緑色の野菜の摂取が多い
睡眠時間が標準な人(7~8時間)の食生活の特徴
カロリーは標準的
バラエティーに富んだ食事内容
睡眠時間が長い人(9時間以上)の食生活の特徴
カロリーが低い
チョコレートやお茶の摂取が少ない
卵・お肉の脂身の摂取が少ない
炭水化物の摂取が少ない
飲酒量が多い
【仮説】睡眠時間と健康の関係
上記から考えられる仮説をまとめてみます。
●カロリーが(標準より)高いほど睡眠時間が短く、カロリーが(標準より)低いほど睡眠時間が長くなりがちになる?
●ミネラル・ビタミンの摂取が不足すると、睡眠時間が短くなる?(赤やオレンジ色の野菜・果物の摂取が少ない・ビタミンCの摂取が少ない・ナッツ・肉・貝の摂取が少ない)
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●飲酒量が多いと、交感神経が刺激され、眠りが浅くなり、睡眠時間が長くなりがちになる。
●睡眠時間が長い人は、エネルギーをあまり必要としない?(カロリーが低い・炭水化物の摂取が少ない)
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体内でアルコールを分解するのに数時間かかる上、その際に交感神経が刺激されると考えられているためだ。
■まとめ
睡眠時間が食生活に左右されるというのは面白い考え方ですよね。
今回のことをもっと考えていけば、より睡眠が摂りやすい食事というものが提案できるかもしれません。
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