■朝食をたくさん食べると、糖尿病や高血圧の予防になる!?|テル・アビブ大学
by keico taguchi(画像:Creative Commons)
Eating a Big Breakfast Fights Obesity and Disease
(2013/8/5、TEL AVIV UNIVERSITY)
Participants who ate a larger breakfast — which included a dessert item such as a piece of chocolate cake or a cookie — also had significantly lower levels of insulin, glucose, and triglycerides throughout the day, translating into a lower risk of cardiovascular disease, diabetes, hypertension, and high cholesterol.
朝食をたっぷり食べると糖尿病や高血圧症の予防になるとの大学調査結果
(2013/8/7、IRORIO)
イスラエルのテル・アビブ大学Daniela Jakubowicz教授の調べによると、朝食をたっぷり摂った人は、夕食をたっぷり食べていた人に比べ、平均で8キロの減量に成功しその割合も2倍にのぼったという。
<中略>
朝食たっぷり派の被験者は一様に、甘いお菓子を食べても、1日を通してインスリンやブドウ糖、トリグリセリドの値が断然低く糖尿病や高血圧症、高コレステロール症の予防になるということ。
たっぷり朝食を食べる派の人は、やせやすく、また糖尿病・高血圧・高コレステロール血症を予防できるという結果が出たそうです。
朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血リスクが36%高まるで紹介した磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームによれば、朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血リスクが36%高まるそうです。
今回の研究のポイントはこの点にあるのではないでしょうか。
The big breakfast group also showed a more significant decrease in insulin, glucose, and triglyceride levels than those in the big dinner group.More important, they did not experience the high spikes in blood glucose levels that typically occur after a meal.Peaks in blood sugar levels are considered even more harmful than sustained high blood glucose levels, leading to high blood pressure and greater strain on the heart.
#血糖値スパイク #グルコーススパイク が危ない!~見えた!糖尿病・心筋梗塞の新対策~|#NHKスペシャルによれば、血糖値スパイクは一般的には「グルコーススパイク」と呼ばれており、ジェットコースターのように血糖値が急上昇及び急降下することをいいます。
血糖値が高いということは糖尿病の原因になるだけでなく、血糖値が急激に変動すると、血管の壁が傷つきやすくなり、修復しようと集まった免疫細胞によって血管がふさがってしまうことにより、心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高くなると考えられます。
今回の研究によれば、食後の血糖値の上昇が緩やかであることにより、太りにくく、糖尿病・高血圧・高コレステロール血症といった病気にもなりにくくなっているようです。
→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら
→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら
【参考記事】
世界一の美女になるダイエット(エリカ・アンギャル)|世界一受けたい授業(1月2日)
美しく痩せるためには血糖値を緩やかに保つことが大切。
甘いものを食べると血糖値が急上昇する
→インスリンが分泌され血糖値が下がる。
→するとまた甘いものを食べたくなる。
→血糖値の急激なアップダウンで太りやすくなる。
太りにくく痩せやすい体にするためには、血糖値の波を緩やかにすることが必要。
どのようにすれば血糖値の波を緩やかにすることが出来るか?
→朝ごはんを食べる。
朝食を抜くと昼食時の血糖値の上昇が急激になるため、朝ごはんを食べた方が良い。
炭水化物とタンパク質を一緒に食べると良い。
炭水化物とタンパク質を一緒に摂れば、血糖値の波が緩やかになる。
朝食にはタマゴがおすすめ。
カロリーだけを考えれば、タマゴを食べない方が良いと考えがちですが、ダイエットは賢く食べることが重要で、何よりもバランスが大事。
内臓:朝食がリセット方法
※内臓の時計遺伝子をリセットするには、たんぱく質が必要。
朝食にタンパク質を取ることで、その刺激が小腸に到達し、小腸の時計遺伝子を動かす。
すると、その信号が胃や肝臓にも伝わり、エネルギー代謝がはじまる。
そのため、タンパク質の少ない朝食の場合は、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したままになります。
すると、すでに活性化している脳が、栄養分が入っていないことを感知し、体が飢餓状態にあると判断します。
そのような状態で昼食をとると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪をため込む機能がスタート。
脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまう。
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