by Naotake Murayama(画像:Creative Commons)
喫煙者は野菜摂取でがんのリスク増加=オランダで新研究結果
(2009/4/16、時事通信社)
喫煙者が果物や野菜を食べることで、大腸がんにかかるリスクが増加する恐れ―。
こんな意外な研究結果が15日、オランダ国立公衆衛生・環境研究所により明らかにされた。
それによると、果物や野菜をたくさん摂ることは、非喫煙者にとってはがんのリスクを減少させるが、喫煙者には逆の効果があるらしい。
同研究所の声明によると、1日に600グラム以上の野菜や果物を食べる人は、220グラム以下の人より20―25%、大腸がんになる率が低いとみられるが、喫煙者の場合は、野菜や果物の摂取は逆に発症率を増加させるという。
このニュース記事を見ると、まるで、果物や野菜を摂取することで大腸がんになりやすくなるという誤ったイメージがつきかねません。
喫煙者の方が誤って野菜を食べないようになってしまう恐れがあります。
しかし、本当のメッセージは記事の最後にありました。
同研究所の担当者はAFP通信に対し「だからと言って喫煙者は野菜を食べるべきではないということにはならない。たばこをやめなさい、というのが結論だ」と話している。
記事のヘッダーに持ってくるべきメッセージが最後にあるために、「タバコをやめたほうがよい」というメッセージが伝わってこないのが残念です。
タバコをやめて、果物や野菜を摂るようにしましょう。