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ホタルイカ脂肪肝に効く 富山短大教授ら 実験結果発表
(2013/12/1、中日新聞)
富山湾特産のホタルイカで人の肝臓脂質を低下させる効果が高い可能性が、富山短大(富山市)食物栄養学科の竹内弘幸教授(食品栄養学)らの実験で分かった。三十日にあった同短大創立五十周年記念の公開講座で、竹内教授が発表した。人での実験は今回が初めて。これまでの動物実験で、ホタルイカの内臓に脂肪肝を改善させる効果があることを実証している。
以前紹介した記事(ホタルイカで脂肪肝改善)はラットによる実験でしたが、今回は人での実験で、ホタルイカが脂肪肝を改善させる効果があることがわかったそうです。
ホタルイカによる肝臓脂質低下作用は、ホタルイカの内臓に含まれる成分によるものという可能性が高いそうです。
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ホタルイカの健康機能について(2015/1/9、富山短期大学食物栄養学科竹内弘幸)によれば、ホタルイカを摂取することで、肝臓脂質の合成が減少し、肝臓の中性脂肪が減少し、脂肪肝の改善につながるという仮説が立てられています。
脂肪肝の男性6名(軽度3名、中度2名、重度1名)に普段の食生活の中で一日40gのホタルイカを4週間摂取してもらった実験によれば、6名中3名(軽度1名、中度1名、重度1名)に脂肪肝の改善が認められたそうです。
今回の実験結果は小規模なため「ホタルイカに脂肪肝を改善する効果がある」とは言い切れるものではありませんが、旬の時期にホタルイカを食べようというのは、おいしいものを食べるうえでも、健康のためにもよいといえるのではないでしょうか。
肝臓に脂質が過剰にたまる脂肪肝の予備軍は、国内で一千万人超。脂肪肝は糖尿病や動脈硬化を引き起こす要因となり、肝炎や肝硬変にもつながることが懸念されている。
脂肪肝はアルコールを飲まない人でもなる可能性がある生活習慣病。
そして、脂肪肝は糖尿病や動脈硬化、肝炎、肝硬変を引き起こす要因となる病気。
脂肪肝で悩む人を減らすためにも、こうした研究が進むといいですね。
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