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薬丸裕英さん、1年2か月禁酒しても脂肪肝・LDLコレステロール・総コレステロールが正常値にならず|肝臓を悪くするのはお酒だけじゃない?

薬丸裕英さんは、血液検査の数値をすべて正常にすることを目標に、1年2か月にわたって禁酒を続けているそうです。

しかし、2026年10月6日に報じられた内容によれば、還暦の誕生日までにすべての数値を正常にするという目標は達成できず、「LDLと総コレステロールと脂肪肝」の3つが正常値ではなかったと明かしています。

1年以上も禁酒を続けているのに、なぜ脂肪肝のままなのでしょうか?

ポイントになるのは、脂肪肝の原因はお酒だけとは限らないという点です。

■薬丸裕英さん、2021年には中性脂肪が415mg/dL

実は薬丸裕英さんは、以前にも血液検査の数値について明かしています。

2021年には、人間ドックで中性脂肪値が高かったことをきっかけに食事制限を始めたそうです。

当時のブログによれば、妻が脂質を抑えたメニューを考えるなど食事を工夫し、中性脂肪値が415mg/dLから196mg/dLまで減少したと紹介されています。

つまり薬丸裕英さんの場合、

2021年 「中性脂肪値が高い」 → 食生活を工夫 → 415mg/dLから196mg/dLへ

そして、

2026年 血液検査の数値正常化を目指して1年2か月禁酒 → それでも「LDL・総コレステロール・脂肪肝」が正常値ではなかった

という経緯になります。

ここで注意したいのは、「中性脂肪」と「LDLコレステロール」はどちらも脂質に関係する検査項目ですが、同じものではないということです。

以前、中性脂肪の数値が下がったからといって、その後LDLコレステロールなども同じような変化をするとは限りません。

■脂肪肝というと「お酒」が原因だと思っていませんか?

「脂肪肝」と聞くと、

「お酒をたくさん飲む人がなる病気」

というイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし、脂肪肝はお酒だけが原因ではありません。

ハクライドウでも以前、「肝臓を悪くするのはお酒だけじゃない!甘い飲み物も摂りすぎると脂肪肝の原因になる!」という記事で取り上げています。

今回の薬丸裕英さんについても、脂肪肝の原因が何なのかはニュース内容だけでは分かりませんが、「禁酒をしたのだから脂肪肝も必ず正常になる」と単純には考えられないことは覚えておきたいですね。

■お酒を飲まない人でも脂肪肝になることがある

ハクライドウでは、過去に「お酒を飲まない20代男性のALTが高値で脂肪肝の理由は毎日水代わりにコーラやカフェオレを飲んでいたことにあった!」というケースを紹介しています。

このケースの興味深いところは、「お酒を飲まない」という点です。

脂肪肝を考える場合には、飲酒の有無だけを見るのではなく、普段何を食べたり飲んだりしているのかという視点も重要になります。

脂肪肝の人は水を飲まない人が多い傾向にあるそうなので、何を飲んでいるかを見直しましょう。

■甘いものの食べ過ぎと脂肪肝

例えば名取裕子さんも、過去に肝臓の数値について取り上げられています。

「名取裕子さん、肝臓の数値が悪くて4キロダイエットしたら正常値に!原因は甘いものの食べ過ぎ!」では、甘いものの食べ過ぎと肝臓の数値について紹介しました。

また、NHK「あさイチ」で紹介された内容をまとめた「女性が注意したい脂肪肝の原因(甘いものの食べ過ぎ)」でも、甘いものと脂肪肝について取り上げています。

さらに、ハクライドウでは「甘いものを食べるなら日中を選ぶと脂肪肝や高脂血症などのメタボになりにくい!|名古屋大学」という研究についても紹介しています。

こうした例を見ていくと、脂肪肝を予防・改善することを考える際には、「お酒を飲むか飲まないか」という一つの生活習慣だけではなく、食生活全体を見ることが大切だと考えられます。

■脂肪肝では「体重」にも注目

もう一つ注目したいのが体重です。

ハクライドウでは以前、「ななまがりの初瀬悠太さん、健康診断で『肝臓に脂肪肝』が発覚!間食をやめて7kgダイエット」という記事を紹介しました。

先ほど紹介した名取裕子さんのケースでも、4キロ減量した後に肝臓の数値が正常値になったことが紹介されています。

もちろん、「体重を減らせば誰でも脂肪肝が改善する」という意味ではありません。

ただ、脂肪肝について考える際には、飲酒だけを見るのではなく、

・食事
・甘いものや甘い飲み物
・間食
・体重
・運動
・飲酒

など、自分の生活習慣を総合的に振り返ることが大切なのではないでしょうか。

■「一つの健康法ですべての数値が正常になる」とは限らない

今回の薬丸裕英さんのエピソードで興味深いのは、健康診断の数値を改善するために、実際に生活習慣を変えていることです。

2021年には中性脂肪値が高かったことから食生活を見直し、今回は血液検査の数値正常化を目標に1年2か月禁酒しています。

それでも今回、「LDL・総コレステロール・脂肪肝」が正常値ではなかったことを明かしています。

ここから私たちが参考にしたいのは、

「一つの健康法だけですべての検査値を改善しようと考えない」

ということではないでしょうか。

中性脂肪、LDLコレステロール、肝臓の状態など、それぞれを確認しながら、食事・運動・体重・飲酒など生活習慣全体を見直していくことが大切です。

健康診断で数値に変化があったときには、「お酒をやめたから大丈夫」「食事を変えたから大丈夫」と一つだけで判断せず、検査結果をもとに必要に応じて医師と相談しながら、自分に合った改善方法を考えていきたいですね。

→ 脂肪肝を治す方法 について詳しくはこちら

【参考リンク】

薬丸裕英 60歳、数値正常化を目指して1年2か月 禁酒を続けるも友人から“まさか”の指摘(2026年10月6日、日テレニュース)

薬丸裕英、妻のおかげで減少した数値「色々なメニューを考えてくれました」(2021年11月19日、ABEMA)







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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単発の健康情報やレシピの話ではありません。

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「川島明さん『肝硬変の一歩手前』と警告された過去|肝臓は悪くなっても気づきにくい?」

2020年10月1日放送のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所」に出演した麒麟・川島明さんは、当時、肝臓についてかなり厳しい指摘を受けたことを、後に2026年10月5日放送のテレビ朝日系「耳の穴かっぽじって聞け!」で振り返っています。

川島さん本人の振り返りによると、当時は「肝臓悪いランキング」でベテラン芸能人が多数いる中でダントツ1位。「100点満点で8点みたいな」「肝臓爆発寸前」といった表現で紹介され、スタジオの照明まで真っ赤になるほどだったそうです。

具体的な血液検査の数値(AST/GOT、ALT/GPT、γ-GTPなど)の公表値については確認できませんが、番組終了後には医師たちから飲酒をやめるよう強く勧められ、「肝硬変の一歩手前」と指摘されたことを川島さん自身が振り返っています。

当時はコロナ禍で、自宅で一人で多量のお酒を飲む生活が続いていた時期だったそうで、番組出演が生活を見直す一つのきっかけになったようです。

では、ここでちょっと気になることがあります。

肝臓がそこまで悪くなるまで、自分では気づかないものなのでしょうか?

■肝臓は悪くなっても気づきにくい?

肝臓について「沈黙の臓器」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

肝臓には大きな予備能力があるため、異常があっても自覚症状だけでは気づきにくい場合があります。

つまり、

「特に体調は悪くないから、肝臓も問題ないだろう」

とは必ずしも言えないわけです。

そこで重要になってくるのが、健康診断などで行われる血液検査です。

■健康診断のAST・ALT・γ-GTPって何?

健康診断の結果を見ると、

AST(GOT)
ALT(GPT)
γ-GTP

などの項目があります。

名前は見たことがあっても、

「結局、何を表しているの?」

と思っている人も少なくないのではないでしょうか。

ASTやALTは、肝臓をはじめとする細胞が障害を受けたときに血液中で増えることがある酵素です。

特にALTは主に肝臓に存在するため、肝臓の状態を知るための重要な手がかりの一つになります。

一方、γ-GTPは飲酒との関係で知られることの多い検査項目で、肝臓や胆道の状態をみる際の手がかりになります。

ただし、これらの数値一つだけで「肝臓病である」「肝硬変である」と判断できるものではありません。

検査値に異常がある場合には、ほかの検査結果や飲酒習慣、肥満、服用している薬なども含めて医療機関で判断することが大切です。

■「お酒を飲まないから大丈夫」とは限らない

川島さんのエピソードを読むと、

「たくさんお酒を飲んでいたから肝臓が悪くなったんでしょう?」

と思うかもしれません。

しかし、ここでこの記事を終わらせてしまうのはもったいありません。

肝臓の問題は飲酒だけに関係するものではないからです。

近年よく知られるようになっているのが、脂肪肝です。

脂肪肝には飲酒が関係するものだけでなく、肥満や食生活、運動不足、糖尿病などの代謝異常と関連するものもあります。

そのため、

「私はお酒を飲まないから肝臓は大丈夫」

と安心するのではなく、健康診断で肝機能の数値に異常を指摘されていないか確認することが大切です。

■脂肪肝を放置していいわけではない

脂肪肝というと、

「肝臓にちょっと脂肪がついているだけ」

というイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、一部では肝臓の炎症や線維化が進み、さらに肝硬変などへ進行する場合があります。

もちろん、脂肪肝の人すべてが肝硬変になるわけではありません。

だからこそ大切なのは、自分で「大丈夫」「危険」と判断するのではなく、健康診断などで異常を指摘されたら、その原因や現在の状態を確認することです。

→ 肝硬変 について詳しくはこちら

■川島明さんのエピソードから私たちが学べること

川島明さんの話で本当に注目したいのは、

「芸能人が肝臓の数値を指摘された」

という話そのものではないのかもしれません。

それよりも、

自分では大丈夫だと思っていても、健康診断や血液検査をきっかけに生活習慣を見直すことがある

という点です。

健康診断の結果を受け取ったものの、

「そういえば去年ASTやALTが高かった気がする」

「γ-GTPに印が付いていたけど、そのままにしていた」

という人はいないでしょうか。

症状がないからといって、健康診断の結果まで放置していいとは限りません。

川島さんにとってテレビ番組での検査が生活を振り返るきっかけになったように、私たちにとっては年に一度の健康診断が、自分の生活習慣や肝臓の状態について考えるきっかけになるのではないでしょうか。







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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【肝臓寿命】肝臓が寿命を決める!?肝機能低下と死亡リスク/なぜ肝臓が全身の老化・寿命に深く関わるのか?




「肝臓が寿命を決める」「肝臓寿命」という視点で、最新の論文ベースで調べてみました。

肝臓とは|肝臓の働き・機能・位置(場所) について詳しくはこちら

1. 肝機能低下と死亡リスク・寿命短縮の直接的な証拠

肝臓の状態を示す血液検査値(ALT・AST・γGTP・アルブミンなど)や、代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD ※旧NAFLD)の有無は、全死亡リスクと明確に関連します。

多くの大規模研究において、肝酵素値の異常やMASLDの存在が、全死亡・心血管疾患・がんのリスクを高めることが分かっています。

●脂肪肝と余命への影響

スウェーデンの大規模全国コホート研究では、MASLD患者の全死亡リスクは一般人口に比べて約1.85倍高く、平均余命が約2.8〜3年短縮すると報告されています。

脂肪肝があるだけで、心血管疾患や肝外がん(肝臓以外のがん)など、ほぼすべての主要死因でリスクが上昇する傾向が見られます。

●AST上昇と余命のリスク

AST(GOT)が40 IU/L以上に上昇した場合、統計上、余命が10年以上短縮する可能性を示した研究もあります(ALT上昇よりも強いリスク要因とされています)。

※これらは集団全体の統計データに基づく傾向であり、早期に生活改善や治療を行うことでリスクを下げることが可能です。

●高齢者における低ALT値の注意点

高齢者の場合、ALT値が低すぎる状態もフレイル(加齢による虚弱)やサルコペニア(筋肉量の減少)と関連し、死亡率を高める傾向(J字型・U字型の関連)が指摘されています。

●肝線維化(重症度)と生存率

肝臓の線維化(硬化)が進むほどリスクは飛躍的に高まります。

・F0〜F2(軽度〜中等度):10年生存率 約89〜93%
・F4(肝硬変):10年生存率 約51%程度に低下
・非代償性肝硬変:移植を行わない場合の平均生存期間は2〜3年と著しく低下します。

【主な参考文献・根拠データ】
Shang Y et al., Hepatology 2022 / Issa G, Shang Y, Hagström H et al., Journal of Hepatology 2025:スウェーデン全国コホート(MASLD患者で全死亡HR 1.85、平均余命約2.8年短縮)
American Journal of Gastroenterology:肝酵素(AST)上昇と全死亡の関連(AST ≥40 IU/Lにおける予後影響)

つまり、肝機能の低下や脂肪肝の進行は、全身の寿命を直接的に左右する要因と言えます。

2. なぜ肝臓が全身の老化・寿命に深く関わるのか?

肝臓の老化メカニズムには、酸化ストレス、細胞老化(セネセンス)、慢性炎症(インフラメイジング)、ミトコンドリア機能障害、線維化などが複雑に関与しています。

これらの変化は、肝臓本来の「代謝」「解毒」「タンパク質合成」「免疫調整」といった機能を低下させ、結果として全身の健康を脅かします。

●代謝・抗老化に関わる因子(FGF21など)

・FGF21の働きと抵抗性:肝臓で主に産生されるホルモン「FGF21」は、代謝を整え寿命延長に寄与することが示されていますが、加齢や疾患によって効きにくくなる(抵抗性が生じる)ことが分かっています。

・SASP(老化関連分泌表現型):老化した肝細胞やマクロファージが炎症物質を放出(SASP)することで、肝臓内だけでなく全身に炎症や線維化を引き起こします。

●加齢と肥満による肝臓の変化

加齢に伴い、肝血流の減少、再生能力の低下、解毒能の減退が起きます。

これらは高血圧・糖尿病・肥満・過度の飲酒によってさらに加速します。

特に肥満の影響は大きく、BMIが10上昇するごとに肝臓のエピジェネティック年齢(遺伝子レベルの細胞年齢)が約3.3年加速する(Horvathらの研究)ことが報告されています。

3. 肝臓の機能低下は全身に波及する(臓器ネットワーク)

肝臓は「体の代謝の中枢」であり、さまざまな臓器と密接に連携しています。

●臓器連関の重要な役割(心肝連関・腸肝軸・肝腎連関)

肝臓が悪くなると、連鎖的に心臓や血管、腸、腎臓などの機能にも悪影響が及びます。

腸内環境の乱れが肝臓に負担をかけ、肝臓の不調がさらに腎臓や心血管系に波及する「悪循環」が知られています。

●脂肪肝の主な死因

MASLD(脂肪肝)において、実は肝障害そのものによる死亡以上に、心血管疾患(心筋梗塞・脳卒中など)や肝外がんが主要な死因となる点が大きな特徴です。

4. 肝臓の機能を守り、健康寿命を延ばすために

肝機能が良好に保たれている人は、代謝異常や慢性炎症が少なく、死亡リスクが低いことが大規模研究から示されています。

結果として、生活の質(QOL)も保たれやすい傾向があります。

●今日からできる肝臓ケア

・体重管理と生活習慣改善:内臓脂肪の減少、血糖・脂質・血圧のコントロール。
・適切な食事バランス:加工食品や過剰な果糖(清涼飲料水など)を控え、地中海式食事などの抗炎症的な食生活を心がける。
・適度な運動と節酒・禁煙:アルコールの節制または禁酒、禁煙の実践。
・定期的な健診と早期発見:血液検査(ALT・AST・γGTP・アルブミン・血小板など)に加え、必要に応じて線維化マーカーや超音波(エコー)検査を受ける。

■まとめ

肝臓を「全身の健康を支える代謝の中枢」と捉え、肝臓に負担をかけない生活習慣をつくることが、結果として全身の老化を遅らせ、健康寿命を延ばす大切な一歩です。

脂質・糖分の過剰摂取や過度のアルコールを避け、適度な運動と体重管理で肝臓を守っていきましょう。

脂肪肝の症状・原因・対策  について詳しくはこちら

【関連記事】
【たけしの家庭の医学】大豆のβコングリシニンがFGF21を増加させ脂肪肝改善!大豆製品の摂取量!

【腎臓寿命】腎臓が寿命を決める!?腎機能低下と死亡リスク/なぜ腎臓が全身の老化・寿命に深く関わるのか?







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リリー・フランキーさん、禁煙後に体重14kg増で極度の脂肪肝に!禁煙をして太りやすくなる理由とは?




リリー・フランキー、元日から禁煙もまさかの14kg増「極度の脂肪肝になって。健康というのは難しい」(2026年9月11日、ENCOUNT)によれば、リリー・フランキーさんは、タバコをやめた後、体重が14kg増えて、脂肪肝になったそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

禁煙をして太りやすくなる理由としては、1)食べ物がおいしくなるから、2)ストレスを食べることで解消しているから、と思っていましたが、実は別の理由も考えられます。

スイスのチューリヒ大学病院の研究(2013年)によれば、禁煙後に体重が増える原因は、必ずしも食事量が増えることだけではないようです。

禁煙した人の腸内細菌の構成が変わり、肥満の人に見られるような細菌のバランスに近づくことが報告されています。

その結果、同じ量の食事からより多くのエネルギーを体が吸収しやすくなり、脂肪として蓄積されやすくなる可能性がある、と考えられています。(注:論文ではFirmicutesとActinobacteriaが増え、BacteroidetesとProteobacteriaが減る変化が観察されました。)

その後のマウスを使った研究でも、禁煙後の腸内細菌の変化が体重増加に関わっていることが示されています。

■【補足】チューリヒ大学病院の研究について(2013年、PLOS ONE)

禁煙で太ってしまうのは肥満型腸内細菌が増えていることが原因!?|スイスのチューリヒ大学病院で紹介したスイス・チューリヒ大学病院のGerhard Rogler教授らのグループが、禁煙した10人を約9週間追跡し便を調べた研究(Biedermannら、2013年)によれば、食事量はほぼ変わらなかった(本人申告と記録)ものの、平均で約2.2kg体重が増え、腸内細菌の構成が大きく変わったことがわかりました。

重要なポイントは、1)Firmicutes(ファーミキューテス)とActinobacteria(アクチノバクテリア)が増えたこと、2)Bacteroidetes(バクテロイデス)とProteobacteria(プロテオバクテリア)が減ったこと。

論文によれば、「この変化は、肥満の人とやせた人を比べたときの腸内細菌の違いと似ている」と指摘されていて、「体重増加と禁煙の関係を説明する可能性がある」としています。

サンプル数が少なく(禁煙者10人)、短期の観察なので「決定的な証拠」までは言えませんが、「食べすぎ以外の要因がある」ことを示唆した重要な研究です。

論文では、この変化が肥満の人に見られる腸内細菌のバランスに似ていることから、同じ量の食事からより多くのエネルギーを吸収しやすくなる可能性が指摘されています。

■【補足】Nature誌に掲載されたマウスの研究(2021年)

2021年にNature誌に掲載されたマウスの研究(Fluhrら、ワイツマン科学研究所)では、さらに強く腸内細菌の関与が示されています。

タバコの煙にさらしたマウスを禁煙させると、体重が増え、抗生物質で腸内細菌を減らすと、禁煙後の体重増加が抑えられました。

禁煙したマウスの腸内細菌を、煙を吸ったことのないマウスに移植すると、体重が増えました。

腸でエネルギーをより効率よく取り込むような変化が起きていることがわかります。

つまり「禁煙すると腸内細菌のバランスが変わり、同じ量の食事からより多くのエネルギーを吸収しやすくなる」という考えが、動物実験でも支持されています。

【関連記事】

■まとめ

禁煙後に太りやすくなる主な理由は、次の複数が重なっていると考えられています。

味覚・嗅覚が回復する → 食べ物がおいしく感じられ、つい食べすぎてしまう。

ストレス解消の手段が変わる → タバコの代わりに食べ物でストレスを解消しやすくなる。

代謝が少し落ちる → ニコチンが持っていた代謝を上げる効果が消える。

腸内細菌のバランスが変わる → 同じ食事量でも、体がエネルギーをより効率よく吸収し、脂肪として蓄えやすくなる

■脂肪肝を改善するには?

1)【家庭料理の視点から】現在の体重の約7%減少させると脂肪肝が改善する!で紹介した肝臓外科医の尾形医師によれば、脂肪肝(脂肪肝炎)を治すポイントは食べ方を変えて体重を減らすことで、具体的には現在の体重の約7%を減少させると、脂肪肝が改善することがわかっているそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

2)間食をやめること

【あさイチ】女性が注意したい脂肪肝の原因(甘いものの食べ過ぎ)|オリーブオイルと脂肪肝|肝臓を守る方法は「おさかなすきやね」によれば、甘いもの(糖質)の摂りすぎも脂肪肝の原因となり、間食は食べ物の選び方次第では問題ないと思いますが、比較的おやつには糖質が多いですよね。

糖質は肝臓で体のエネルギー源である中性脂肪に合成されるので、適量の摂取は必要ですが、食べすぎは脂肪肝になってしまいます。

また、飲み物にも注意が必要で、甘い飲み物も脂肪肝の原因となるのですが、脂肪肝の人は水を飲まない人が多い傾向にあるそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

【関連記事】

■まとめ

禁煙は体にいいことですが、太ってしまって脂肪肝になると、他の病気のリスクが高くなってしまいます。

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友近さん、毎年肝臓の数値が良くないので食生活を見直し、食事の改善と30分の早歩きで1か月で体重4.5kgを落とす




友近さん(53)の“大親友”で外見がうり二つの自称大物演歌歌手・水谷千重子さんは自身のインスタグラムで、健康診断や人間ドックで毎年肝臓の数値がよくないから食生活を見直しているそうで、野菜、鶏胸肉、蒸し料理、納豆、酢の物を作って1か月続いているそうです。

食事の改善と30分の早歩きで1か月で4.5kg体重が落ちたそうです。

→ 肝臓の数値(肝機能数値)|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP について詳しくはこちら

1)【家庭料理の視点から】現在の体重の約7%減少させると脂肪肝が改善する!で紹介した肝臓外科医の尾形医師によれば、脂肪肝(脂肪肝炎)を治すポイントは食べ方を変えて体重を減らすことで、具体的には現在の体重の約7%を減少させると、脂肪肝が改善することがわかっているそうです。

友近さんの元の体重が何キロかはわかりませんが、脂肪肝の改善につながっているのではないでしょうか?

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

2)週250分の運動で脂肪肝改善 「やせなくても効果あり」|筑波大【論文・エビデンス】

筑波大の研究グループによれば、肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質「抗炎症性アディポカイン(adiponectin)」が増えていること、肝臓の貯蔵鉄(ferritin)と過酸化脂質(TBARS)の減少がわかったそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

■まとめ

肝臓に脂肪が蓄積した脂肪肝になると、肝炎や肝硬変などの肝臓の病気になるリスクが高まり、ついには肝臓がんを引き起こす可能性があるといわれています。

脂肪肝の改善には食事の改善と運動が大事で、体重が減ると脂肪肝のリスクが減るだけでなく、体重が減少しなくとも、運動を継続して行うことが脂肪肝の改善につながるということがわかっています。

脂肪肝の改善・予防のためにも、毎日30分早歩きする習慣を持ってみてはいかがですか?

→ 脂肪肝の改善方法 についてはこちら

脂肪肝の効果的な予防法にはタウリンが豊富な牡蠣がおすすめなのだそうです。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら

→ 牡蠣(カキ)の栄養 について詳しくはこちら

タウリン・亜鉛・アミノ酸サプリ

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