薬丸裕英さんは、血液検査の数値をすべて正常にすることを目標に、1年2か月にわたって禁酒を続けているそうです。
しかし、2026年10月6日に報じられた内容によれば、還暦の誕生日までにすべての数値を正常にするという目標は達成できず、「LDLと総コレステロールと脂肪肝」の3つが正常値ではなかったと明かしています。
1年以上も禁酒を続けているのに、なぜ脂肪肝のままなのでしょうか?
ポイントになるのは、脂肪肝の原因はお酒だけとは限らないという点です。
■薬丸裕英さん、2021年には中性脂肪が415mg/dL
実は薬丸裕英さんは、以前にも血液検査の数値について明かしています。
2021年には、人間ドックで中性脂肪値が高かったことをきっかけに食事制限を始めたそうです。
当時のブログによれば、妻が脂質を抑えたメニューを考えるなど食事を工夫し、中性脂肪値が415mg/dLから196mg/dLまで減少したと紹介されています。
つまり薬丸裕英さんの場合、
2021年 「中性脂肪値が高い」 → 食生活を工夫 → 415mg/dLから196mg/dLへ
そして、
2026年 血液検査の数値正常化を目指して1年2か月禁酒 → それでも「LDL・総コレステロール・脂肪肝」が正常値ではなかった
という経緯になります。
ここで注意したいのは、「中性脂肪」と「LDLコレステロール」はどちらも脂質に関係する検査項目ですが、同じものではないということです。
以前、中性脂肪の数値が下がったからといって、その後LDLコレステロールなども同じような変化をするとは限りません。
■脂肪肝というと「お酒」が原因だと思っていませんか?
「脂肪肝」と聞くと、
「お酒をたくさん飲む人がなる病気」
というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、脂肪肝はお酒だけが原因ではありません。
ハクライドウでも以前、「肝臓を悪くするのはお酒だけじゃない!甘い飲み物も摂りすぎると脂肪肝の原因になる!」という記事で取り上げています。
今回の薬丸裕英さんについても、脂肪肝の原因が何なのかはニュース内容だけでは分かりませんが、「禁酒をしたのだから脂肪肝も必ず正常になる」と単純には考えられないことは覚えておきたいですね。
■お酒を飲まない人でも脂肪肝になることがある
ハクライドウでは、過去に「お酒を飲まない20代男性のALTが高値で脂肪肝の理由は毎日水代わりにコーラやカフェオレを飲んでいたことにあった!」というケースを紹介しています。
このケースの興味深いところは、「お酒を飲まない」という点です。
脂肪肝を考える場合には、飲酒の有無だけを見るのではなく、普段何を食べたり飲んだりしているのかという視点も重要になります。
脂肪肝の人は水を飲まない人が多い傾向にあるそうなので、何を飲んでいるかを見直しましょう。
■甘いものの食べ過ぎと脂肪肝
例えば名取裕子さんも、過去に肝臓の数値について取り上げられています。
「名取裕子さん、肝臓の数値が悪くて4キロダイエットしたら正常値に!原因は甘いものの食べ過ぎ!」では、甘いものの食べ過ぎと肝臓の数値について紹介しました。
また、NHK「あさイチ」で紹介された内容をまとめた「女性が注意したい脂肪肝の原因(甘いものの食べ過ぎ)」でも、甘いものと脂肪肝について取り上げています。
さらに、ハクライドウでは「甘いものを食べるなら日中を選ぶと脂肪肝や高脂血症などのメタボになりにくい!|名古屋大学」という研究についても紹介しています。
こうした例を見ていくと、脂肪肝を予防・改善することを考える際には、「お酒を飲むか飲まないか」という一つの生活習慣だけではなく、食生活全体を見ることが大切だと考えられます。
■脂肪肝では「体重」にも注目
もう一つ注目したいのが体重です。
ハクライドウでは以前、「ななまがりの初瀬悠太さん、健康診断で『肝臓に脂肪肝』が発覚!間食をやめて7kgダイエット」という記事を紹介しました。
先ほど紹介した名取裕子さんのケースでも、4キロ減量した後に肝臓の数値が正常値になったことが紹介されています。
もちろん、「体重を減らせば誰でも脂肪肝が改善する」という意味ではありません。
ただ、脂肪肝について考える際には、飲酒だけを見るのではなく、
・食事
・甘いものや甘い飲み物
・間食
・体重
・運動
・飲酒
など、自分の生活習慣を総合的に振り返ることが大切なのではないでしょうか。
■「一つの健康法ですべての数値が正常になる」とは限らない
今回の薬丸裕英さんのエピソードで興味深いのは、健康診断の数値を改善するために、実際に生活習慣を変えていることです。
2021年には中性脂肪値が高かったことから食生活を見直し、今回は血液検査の数値正常化を目標に1年2か月禁酒しています。
それでも今回、「LDL・総コレステロール・脂肪肝」が正常値ではなかったことを明かしています。
ここから私たちが参考にしたいのは、
「一つの健康法だけですべての検査値を改善しようと考えない」
ということではないでしょうか。
中性脂肪、LDLコレステロール、肝臓の状態など、それぞれを確認しながら、食事・運動・体重・飲酒など生活習慣全体を見直していくことが大切です。
健康診断で数値に変化があったときには、「お酒をやめたから大丈夫」「食事を変えたから大丈夫」と一つだけで判断せず、検査結果をもとに必要に応じて医師と相談しながら、自分に合った改善方法を考えていきたいですね。
→ 脂肪肝を治す方法 について詳しくはこちら
【参考リンク】
薬丸裕英 60歳、数値正常化を目指して1年2か月 禁酒を続けるも友人から“まさか”の指摘(2026年10月6日、日テレニュース)
薬丸裕英、妻のおかげで減少した数値「色々なメニューを考えてくれました」(2021年11月19日、ABEMA)
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」
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