フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の8倍の力がかかる!?




Carolina KOSTNER

by kyo628(画像:Creative Commons)

フィギュアスケートのジャンプを科学的に見る。ジャンプ後には体重の8倍もの力がかかる(動画)

(2014/2/24、GIZMODE)

米国はユタ州にあるブリガムヤング大学の研究室がフィギュアスケートにおける、選手にかかる衝撃を研究中です。ジャンプ着陸時の衝撃を調べるために、スケートシューズに装着できるセンサーを開発しました。前、中心、後ろの3箇所の衝撃データを集め、選手の動きを追い研究を進めています。

ここからわかったのは、ジャンプして着陸時に選手にかかる力が、なんと体重の5倍~8倍もあるという結果でした。

ソチオリンピックのフィギュアスケートを見て感動した人も多かったのではないでしょうか。

私たちの目には華麗な演技をする姿を見せてくれる選手たち。

しかし、その選手たちの身体にはものすごい力がかかっているようです。

今回の記事によれば、フィギュアスケートのジャンプ時に選手には体重の5から8倍の力がかかっているそうです。

約8倍という大きな力を、スケート選手は演技中に身体全体で吸収することができず、力は全て下半身と腰~背中だけで受けることになります。大会を控える選手達は、練習で1日50回~60回のジャンプをこなすそうです。

下半身、腰から背中で力を受けることにより、かなりの負担がかかっていることが予想できます。

練習のしすぎでかえってバランスを崩したり、身体に負担がかかってしまう人もいるでしょう。

これでは大会に出場するまでにけがしてしまう選手が出てしまうのも仕方がないと思ってしまうほどです。

スポーツが進化するにつれて、それまでには味わったことがないほどの負荷がかかるようになり、それに合わせてコンディショニングをするコーチの役割が大きくなってきていると感じます。

ジャンプ練習をもっと負荷がかからないような方法で出来るようになるといいですね。




→ 羽生結弦選手から学ぶ!基礎(土台)を鍛える重要性とは について詳しくはこちら




P.S.

羽生、ぜんそく乗り越え金!特例で「選手村」入らず/フィギュア

(2014/2/16 、サンスポ)

羽生はぜんそく持ちで、薬の吸引器を手放せない。

<中略>

長野五輪スピードスケート男子500メートル金メダルの清水宏保がぜんそくのハンディを乗り越えたことを知り、ときにはマスクをつけて滑ることで肺機能を強化してきた。アレルギー体質に細心の注意を払うため、フィギュア勢でただひとり選手村に入らず、日本選手の支援拠点「マルチサポートハウス」で生活。

羽生選手がオリンピックの数日前にマスクをつけて練習しているのを見て最後まで貪欲なんだなと思っていましたが、後でぜんそく持ちで肺の機能を強化するために行なっているということを知り、驚きました。

【関連記事】