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フィギュアスケート村主章枝さんは現役時代生理不順(無月経)に悩まされていた!女性アスリートの健康について見直そう!




フィギュアスケート村主章枝さんは現役時代生理不順(無月経)に悩まされていた!女性アスリートの健康について見直そう!
フィギュアスケート村主章枝さんは現役時代生理不順(無月経)に悩まされていた!女性アスリートの健康について見直そう!

LOGANWEAVER|unsplash

フィギュアスケートの村主章枝さんは現役時代5年ほど生理が止まっていたそうです。

ただ生理不順を治すための服薬ができず、3年かけてようやく生理がくるようになったそうですが、女性ホルモンが増えたことで、体型が丸みを帯びてきて、瞬発系の動きに対応するのが難しくなってそうです。

#フィギュアスケート #鈴木明子 さんは現役時代「拒食症(摂食障害)」に悩まされていた!|#仰天ニュースによれば、速くたくさん回転するには凹凸がなく、体の軸が細いほうが物理的に速く回れるため、胸やお尻といった女性らしい曲線が出てくると、高難度のジャンプを跳ぶのが難しくなってくるそうです。

村主さんや鈴木さんの話を聞くと、なぜフィギュアスケート界で低年齢の選手の活躍が目立つのかの意味が分かります。

この状況を改善するためには、一つはフィギュアの採点の方法が変わる必要があるのでしょうね。

健康的な体の方が魅力的な演技が見せられるということをベースにした採点に変われば、現在のような高難度のジャンプを飛ぶことができる選手が輝けるのではなく、また違った面の女子フィギュアのすばらしさを伝えていけるのではないでしょうか?

もう一つは、女性アスリートの健康についてもう一度見直す機会が必要です。

日本の女子中高生の8割超が無月経などに陥る「フィーメール・アスリート・トライアド(FAT)」のリスクを抱えている!|順天堂大学女性スポーツ研究センターによれば、日本の女子中高生の8割超が「フィーメール・アスリート・トライアド(FAT:運動量に対するエネルギー不足から、女性が無月経や骨粗しょう症などに陥る)」のリスクを抱えているそうです。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いで紹介した女性アスリートを対象としたアンケート調査|日本産科婦人科学会によれば、次のような特徴があることがわかります。

●競技レベル別の無月経の頻度は、トップを目指して頑張る、全国・地方大会出場レベルのアスリートに、無月経が多い

●年齢別に見た疲労骨折の件数によれば、16~17 歳の件数が(全体の 40.2%)が最も多い

●競技系列別での無月経の頻度は、持久系(21.7%)と審美系(12.2%)が多い

●競技系列別での既往疲労骨折の頻度は、持久系で(49.1%)が高い

●BMI 低値群で無月経頻度や既往疲労骨折頻度が有意に高い

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

栄養不足とスポーツの成績との関係について他にも取り上げてきました。

例えば、血液中のフェリチン値が低い「貧血」と診断された選手は、入賞の可能性が低くなる|愛媛県体育協会によれば、血液中のフェリチン値が低い、貧血と診断された選手は、入賞の可能性が低くなるそうです。

高木美帆選手、貧血の症状として立ちくらみに悩まされたが食事の改善で体が変わってきた実感がある!|スピードスケートによれば、高木美帆選手は以前は貧血の症状として立ちくらみに悩まされることがあったそうですが、栄養面でのアドバイスを受け、食事やサプリメントをとるタイミングや量を調整したり、自炊の時には貧血に良いとされるシジミを味噌汁に入れるなどして体が変わってきている実感があるそうです。

男性アスリートでも、プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!によれば、仙台の佐々木匠(18)選手は過度の練習と鉄分不足から貧血低血圧の状態に陥り、練習に参加できないこともあったそうですが、どのように食事をとれば栄養になるのかなどの勉強をしたことで、アクシデントを乗り越えたそうです。

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このように、アスリートの健康に対するサポート(食事・栄養面を含めて)が上手くできていないことが原因でベストパフォーマンスを発揮できないケースが多々あるんですね。

だからこそ、アスリート自身だけでなく、コーチが少しでも食事・栄養を指導することができれば、よりよいパフォーマンスを発揮するサポートができるようになるはずです。







#フィギュアスケート #鈴木明子 さんは現役時代「拒食症(摂食障害)」に悩まされていた!|#仰天ニュース

2017年8月8日放送の「ザ!世界仰天ニュース」では、フィギュアスケーターの鈴木明子さんが現役時代に拒食症に苦しんだエピソードが紹介されました。




■#フィギュアスケート #鈴木明子 さんは現役時代「拒食症(摂食障害)」に悩まされていた!|#仰天ニュース

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by Special Olympics 2017(画像:Creative Commons)

プロスケーター・鈴木明子さんが「摂食障害」克服したきっかけは… 一時は160cm32kgに

(2015/10/16、産経ニュース)

フィギュアスケートは体重が重くなると、動きが悪くなり、足への負担も大きくなる。体重管理のため食事制限していたつもりが、だんだん食べられなくなりました。48キロだった体重は1カ月後には40キロに。食事が怖くなってしまったんです。5月には実家に帰り、病院の精神科で摂食障害の診断を受けました。

 <摂食障害は、「太りたくない」という極端なこだわりや「太っている自分には価値がない」という思い込みなど心理的な要因で起こる〉

鈴木明子 拒食症の始まりはコーチの助言「1kg減らせば跳べる」

(2017/8/9、トピックニュース)

高校時代から、母親とともに厳しい体重管理をしてきた鈴木。大学時代、長久保裕コーチに「あと1kgだな。1kg減らせば、良いジャンプが跳べる」と言い渡される。ここから、鈴木の摂食障害は始まってしまうのだった。

練習が停滞すると、体重が原因と思い込んでしまう鈴木の肉体は、次第に肉類を受け付けなくなっただけでなく、食べ物を見ると吐き気を催すほど拒食症に冒されてしまう。1カ月に8kgも体重が落ちたそうだ。

鈴木明子さんは高校時代から厳しい体重管理をしてきており、練習が上手くいかなくなると体重が原因だという思い込みがあって、次第に食べ物が受け付けなくなり、食べ物を見ると吐き気を催すほど食事が怖くなってしまい、拒食症(摂食障害)になってしまったそうです。

以前も芸能人の方で無理なダイエットにより、拒食症(摂食障害)になったことを告白してきた方を取り上げてきました。

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#菜々緒 さんは体重ではなくフォルム重視|現在の体重と目標とする体型とは?によれば、菜々緒さんは見た目のライン・フォルム重視なのだそうですが、Wikipediaにデビュー当時の体重が掲載されており、その間違った情報をもとに数字にとらわれて不健康になる女の子が出てはいけないと思い、Twitterで体重の訂正をしましたが、グラム単位で体重が増えた減ったを見るというのは、精神的にもあまりよいものではないと思います。

その状態が行き過ぎると、「太りたくない」という極端なこだわりを持ってしまったり、さらには「太っている自分には価値がない」という思い込むことで摂食障害を起こしてしまうのでしょう。

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■女性のやせすぎ問題

日本人女性がやせる理由は「優越感や日本人男性が好むから」?によれば、日本人女性がやせる理由として、「ほかの女性から受ける批判的な視線による社会的な圧力」や「日本人男性が小柄な女性を好むため」、「ファッショナブルな服がやせた女性をターゲットにデザインされていること」、「ほかの女性と比較し優越感を得ることにある」としています。

10代少女の9割、「やせ」へのプレッシャーを自覚=米調査によれば、米国のティーンエージャーの少女の10人中9人近くが、ファッション業界やメディアが作り出した非現実的な美のイメージの影響で、非常にやせた体形になるようプレッシャーを感じているそうです。

「女性が体重を気にする」3つの背景とは?

【1】 女性は「人から見られている」ことを強く意識しているから
【2】 メディアにおける「やせに対する価値」の影響を受けているから
【3】 友人の影響を受けているから

女性の見た目に関する意識が高いことやメディアより「やせていることがよい」「ダイエットが良い」という価値観への影響を受けていること、自分自身の見た目に対する関心が高く、またメディアからの影響を受けた周りの人からの影響を受けることが、女性がさらに体重を気にする背景となっているようです。

また、日本ではダイエットの低年齢化が問題になっているそうです。

日本ではダイエットの低年齢化も問題になっており、以前、医師への取材で「私、太っているから」とダイエットをする小学生が増えているそうです。

ダイエットの新常識|ホンマでっか!?TV(2月1日)でも取り上げられていましたが、10代女性の過激なダイエットはホルモンバランスが崩れやすくなるため、老化を早めるそうです。

そこで、最近では、女性たちがモデルに憧れて摂食障害に陥っているという問題から、ブランド・ファッション誌側が女性のやせ過ぎ問題に取り組んでいるようです。

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現在では、ブランド側もプラスサイズモデルを採用したり、ファッション誌が健康的な身体のモデルを採用し始めたことからもわかるように、時代は健康的な身体の女性へとシフトしている、もしくはシフトさせようとしているのがわかります。




■モデルのヤセ過ぎ問題への取り組みの歴史

【2010年】

このブログでは、モデルの痩せ過ぎ問題について初めて取り上げたのが2010年です。

【2012年】

ファッション誌もモデルのやせ過ぎ問題について対応を始めたのが2012年で、ファッション誌「VOGUE」では、モデルの痩せすぎ問題への声明を発表し、摂食障害があるとみられるモデルは使用しないことやモデル事務所にモデルの健康状態BMIのチェックを呼びかけました。

【2013年】

2013年はカーヴィーと呼ばれる「やせすぎではない健康的な美しさ」「女性らしい曲線的なボディーライン」が注目されるようになりました。

その象徴ともいえるのが映画『プラダを着た悪魔』のモデルとも言われる編集長のアナ・ウィンターが認めたともいわれているケイト・アプトンさんです。

そして、ブランドによっては、プラスサイズモデルといわれるちょっとぽっちゃりしたモデルさんが広告に選ばれるようになりました。

【2014年】

AERIEもその流れを受けて、丸みのある自然な身体の女性を広告に起用し始めます。

【2015年】

2015年は痩せ過ぎモデルは不健康なためファッション誌がNGを出し始めます。

【2016年】

2015年末から2016年の初めにかけては、モデルの摂食障害を減らす取り組みとして規制をするという段階にまで入っており、大きめの体系をしたモデルを起用したブランドが称賛を集めるようになっています。

■「Fat-Shaming(ファット・シェイミング)」「Body-Shaming(ボディ・シェイミング)」

太っている体形の人を恥だと嘲笑・批判することは、肥満者をダイエットに導くどころか、かえってやけ食いをしたり、心臓発作などのリスクを高めることになる|米ペンシルベニア大学で紹介しましたが、海外メディアを見ると、体型について批判されることが多い海外セレブが「Fat-Shaming(ファット・シェイミング)」や「Body-Shaming(ボディ・シェイミング)」といった『自信の体型を周りの人と比べて恥ずかしいと思ったり、プレッシャーを感じること』に対してコメントをすることが増えているように感じます。

米歌手L・ガガ「自分の身体を誇りに思う」、体型批判を一蹴

(2016/2/9、ロイター)

ガガは自らのインスタグラムに「私の体型が話題になっていると聞き一言言いたい。私は自分の身体を誇りに思っているし、あなたも自分の身体を誇るべき」と書き込んだ。

NFLの「スーパーボウル」ハーフタイムショーでパフォーマンスを披露したレディー・ガガは、自身のインスタグラムで、体型に対するネット上のバッシングに「私は自分の身体を誇りに思っている」と反論しました。

【参考リンク】

■まとめ

スポーツにおいて月経について語ることはタブー?|生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響している!?でも紹介しましたが、鈴木明子さんは女性アスリートの健康について積極的にコメントしているように思えるのですが、それは自身が経験してきたことを伝えたいという思いがあるからなのかもしれません。

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

大会や合宿中に月経になると集中できない、月経前にイライラするなど、一人一人悩みは違います。月経周期が不順の人や、3カ月以上ない「続発性無月経」の人もいます。足に痛みが出たので外来で診察を受けたら月経がなかったとか、初潮がこないまま18歳や20歳になり、ない方が楽だからとそのままにしていたケースもあります。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いによれば、日本産科婦人科学会などが、大学などでスポーツに取り組む女子アスリート1600人を対象に調査したところ、月経が3か月以上ない「無月経」の状態の人も多いことが分かっているそうです。

やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響によれば、過度なダイエットをすると月経が止まり、低血圧疲れやすくなったり、便秘になったり、思考や記憶力も低下するそうです。

→ 生理不順(月経不順) について詳しくはこちら

今回の番組は拒食症についてでしたが、女性アスリートの場合、男性コーチに対して相談できづらいこともあり、体の不調を起こすケースがあります。

もっと女性の健康という視点からスポーツを研究することができれば、女性アスリートのパフォーマンスはもっと向上していくのではないでしょうか?

【追記(2022/2/17)】

フィギュア界で脅かされる“女性の健康問題”…鈴木明子36歳が明かす過酷さ「無月経=ハードな練習ができている証拠でした」(2022/2/15、number)

速くたくさん回転するには凹凸がなく、体の軸が細いほうが物理的に速く回れます。そのため、胸やお尻といった女性らしい曲線が出てくると、高難度のジャンプを跳ぶのが難しくなってくるんです。

生理が始まる=太りやすい、メンタルが揺らぐ、体型の変化……。選手として難しい時期に入るというイメージしかなかったです。

私自身、オリンピック前といったハードな練習を積んでいる時期は無月経で、シーズンが終わると生理が再開するような、完全に生理不順の状態でした。

オリンピックに出場した鈴木明子さんの女子フィギュア界の実情を聞くと、なぜ低年齢の選手の活躍が目立つのかの意味が分かります。

これにはフィギュアの採点の方法が変わる必要があるのかもしれません。

健康的な体の方が魅力的な演技が見せられるということをベースにした採点に変われば、現在のような高難度のジャンプを飛ぶことができる選手が輝けるのではなく、また違った面の女子フィギュアのすばらしさを伝えていけるのではないでしょうか?







【モデル業界とファッションブランド 関連記事】
続きを読む #フィギュアスケート #鈴木明子 さんは現役時代「拒食症(摂食障害)」に悩まされていた!|#仰天ニュース

羽生結弦選手、金メダルでオリンピック連覇達成!|どのようなトレーニングをしているの?|フィギュアスケート男子【動画】




■羽生結弦選手、金メダルでオリンピック連覇達成!|フィギュアスケート男子【動画】

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by Special Olympics 2017(画像:Creative Commons)

【NHK】【ノーカット実況なし】飛んだ!ほえた!泣いた!羽生結弦、金メダル!<ピョンチャン>

【NHK】【ノーカット実況なし】羽生結弦 ショートプログラム<ピョンチャン>

平昌冬季オリンピックフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手が大きなけがをして以降どんなリハビリやトレーニングをしていたのかわかりませんが、羽生結弦選手から学ぶ!基礎(土台)を鍛える重要性とはで紹介したインタビューによれば、基礎を大事にすることを心がけていましたので、ケガをきっかけに改めて基礎を磨いたのではないでしょうか。




■「絶対に勝ってやる!羽生結弦 自分への挑戦」

2018年1月14日に放送されたNNNドキュメント「絶対に勝ってやる!羽生結弦 自分への挑戦」(日本テレビ系)ではケガをする前からの羽生結弦選手への挑戦を密着していました。

●人間工学

羽生結弦選手はスケートに打ち込むために、大学は早稲田大学(人間情報科学)の通信課程を選び、人間工学に興味を持ち、動きに対してどういう数式で表されるか、例えば、「自分が例えば(4回転)トーループでトー(つまさき)をついたときにどういう力がどう加わってどこに力が作用してどう衝撃があるのかを具体的になんとなく数値化して見える」というように勉強をスケートに活かしている姿が印象的です。(この番組はラプラス変換を羽生君が勉強していたということで話題になっています)

●イメージトレーニング

2014年8月(当時19歳)の映像では、寝る前や練習の前にジャンプの映像を見てイメージトレーニング(飛ぶ時の感覚がわからなくなったら映像を見てタイミングをそのままコピーする)をしていたり、鏡や窓の前でイメージトレーニングを行なっている姿が紹介されています。

内村航平選手「金」!漫画に触発された「空中感覚」によれば、体操の内村航平選手は、自ら一流選手の体操ワザを分析し、コマ送りしたイラストを描いていたそうで、着地を止める秘訣を聞かれた際には「理想の景色通りに体を合わせていけば勝手に止まる」と答えたことが印象的です。

●4回転の種類・本数を増やす

平昌オリンピックの2年半前に”4回転時代の到来”を予感させるコメントをしています。

そこで取り組んだのが「4回転ループ」で2016年NHK杯で成功し、平昌オリンピックの10ケ月前の2017年4月の世界選手権で優勝を果たします。

しかし、このころ難しい4回転ジャンプを次々と飛ぶ下の世代の選手が現れてきます。

金博洋選手(中国)は難易度が最も高い4回転ルッツを連続ジャンプで成功させ、宇野昌磨選手(日本)は2番目に難しい4回転フリップを成功させ、ネイサン・チェン選手(アメリカ)は4回転ルッツと4回転フリップを成功させています。

●スケートノート

ジャンプの注意点を書いたり、ジャンプの調子の波もわかり、試合にピークを合わせる時に役立つそうです。

●フリーの音楽(SEIMEI)は羽生結弦選手自身が映画のサウンドトラックから編集

プログラムの曲にあった演技(ジャンプ・スピン・ステップ)をしなければ意味がないとコメントしています。

プログラムの冒頭に「スー」(1秒)という自分の呼吸を入れることで、緊張していても何しても、呼吸を整えるのによいとコメントしています。

●4回転ジャンプがもたらす衝撃はケガのリスクと隣り合わせ

2017年9月(オータムクラシック)右ひざに違和感を感じ、この違和感は2013年(当時18歳)世界選手権でも感じた違和感であり、その時には2か月半ほどスケートを滑れない経験をしたため、(オリンピックが一番重要で)それを避けるためにジャンプに対して少し臆病になっているとコメントしています。

●難しいことを思い切ってやることが一番のモチベーション

「難しいことを思い切ってやることが一番のモチベーション」であったのに、ジャンプの難易度を下げたことに対してそういうことをしていいのか疑問も感じていて、改めて挑戦することを考え、2017年10月ロステレコム杯では4回転ルッツに挑戦をして成功します。

【参考リンク】

PCS(演技構成点(表現力など))はほぼマックスの上限なので、ベースバリュー(ジャンプなどの基礎点)を上げていかないと、その差が縮まってくるので、4回転ルッツを入れることで、ベースバリューでも戦えるようになるそうです。

●2017年11月NHK杯での前日練習でケガ(右足関節外側靭帯損傷)

試合前日の練習で4回転ルッツを飛びに行ったときに、着地に失敗し転倒し、右足首を痛め(病名:右足関節外側靭帯損傷)、NHK杯を欠場することになります。







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フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の8倍の力がかかる!?




Carolina KOSTNER

by kyo628(画像:Creative Commons)

フィギュアスケートのジャンプを科学的に見る。ジャンプ後には体重の8倍もの力がかかる(動画)

(2014/2/24、GIZMODE)

米国はユタ州にあるブリガムヤング大学の研究室がフィギュアスケートにおける、選手にかかる衝撃を研究中です。ジャンプ着陸時の衝撃を調べるために、スケートシューズに装着できるセンサーを開発しました。前、中心、後ろの3箇所の衝撃データを集め、選手の動きを追い研究を進めています。

ここからわかったのは、ジャンプして着陸時に選手にかかる力が、なんと体重の5倍~8倍もあるという結果でした。

ソチオリンピックのフィギュアスケートを見て感動した人も多かったのではないでしょうか。

私たちの目には華麗な演技をする姿を見せてくれる選手たち。

しかし、その選手たちの身体にはものすごい力がかかっているようです。

今回の記事によれば、フィギュアスケートのジャンプ時に選手には体重の5から8倍の力がかかっているそうです。

約8倍という大きな力を、スケート選手は演技中に身体全体で吸収することができず、力は全て下半身と腰~背中だけで受けることになります。大会を控える選手達は、練習で1日50回~60回のジャンプをこなすそうです。

下半身、腰から背中で力を受けることにより、かなりの負担がかかっていることが予想できます。

練習のしすぎでかえってバランスを崩したり、身体に負担がかかってしまう人もいるでしょう。

これでは大会に出場するまでにけがしてしまう選手が出てしまうのも仕方がないと思ってしまうほどです。

スポーツが進化するにつれて、それまでには味わったことがないほどの負荷がかかるようになり、それに合わせてコンディショニングをするコーチの役割が大きくなってきていると感じます。

ジャンプ練習をもっと負荷がかからないような方法で出来るようになるといいですね。




→ 羽生結弦選手から学ぶ!基礎(土台)を鍛える重要性とは について詳しくはこちら




P.S.
続きを読む フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の8倍の力がかかる!?

宇野昌磨選手はお尻・下半身を意識して滑ることで成長|フィギュアスケート男子【動画】




■宇野昌磨選手はお尻・下半身を意識して滑ることで成長|フィギュアスケート男子【動画】

【NHK】【ノーカット実況なし】宇野昌磨、銀メダル!<ピョンチャン>

【NHK】【ノーカット実況なし】宇野昌磨 ショートプログラム<ピョンチャン>

昌磨、逆転「金」狙える 首位羽生に7.51点差

(2018/2/17、中日スポーツ)

昨年夏から宮原知子らを指導する出水慎一トレーナーと契約。大会期間中のトレーニングやケアを依頼してきた。ときにはキャッチボールのようなウオーミングアップでリフレッシュすることも。そんな出水トレーナーからの指示は「お尻を意識して滑ること」。下半身を意識して徐々に成長を遂げてきた。

平昌冬季オリンピックフィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した宇野昌磨選手はお尻・下半身を意識して滑るようにしてきたそうです。

フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の8倍の力がかかる!?で紹介したブリガムヤング大学の研究室によれば、フィギュアスケートのジャンプ着陸時には体重の5~8倍の力がかかっているそうで、下半身、腰から背中で力を受けることにより、負担がかかっていると予想されます。

フィギュアスケートは4回転時代となり、進化するにつれて、それまでには味わったことがないほどの負荷がかかるようになり、コンディショニングを維持することが重要になってきているのを感じます。

そういう面で今後はますますコンディショニングをするコーチ・トレーナーの役割が大きくなってきているのではないでしょうか。







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