by Esther Vargas(画像:Creative Commons)
<パソコン>使用制限で新発想…情報、ネットより同僚に聞け
(2015/1/5、毎日新聞)
■サントリーHDの例
大阪市北区のサントリーホールディングス本社では毎週水曜の正午から午後3時まで原則、パソコン利用が禁止される。インターネット情報やパソコンメールに頼りすぎることで、取引先や同僚と話す機会や、考える時間が減っているのでは、との懸念から2012年12月に始めた。
■アイリスオーヤマの例
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市青葉区)は08年から個人へのパソコン支給をやめ、社内にパソコン専用の一角を設けた。使用時は自分の席から移動し、1回45分まで使えるルールだ。「パソコン作業ばかりしていると、周りの同僚の顔さえ見ず会話も減り、新しい発想が生まれない」(広報)との判断からだ。
■京都市のIT関連会社の例
京都市のIT関連会社は14年10月から実験的に休憩室でのスマホ利用を禁止。スマホに熱中する社員が増え、以前は会話でにぎやかだった休憩室が静かになったためだ。
スマホやパソコンは便利なものですよね。
しかし、スマホやパソコンにあまりにも集中すると、スマホやパソコンがある以前にあったものが失われることがあります。
ネット依存で失った4つのものとは?では、1.対面の人を優先すること、2.ひとつのところにとどまり考えること、3.余裕をもって考えること、4.予想外の刺激が失われているのではないかと紹介しました。
スマホやパソコンに依存すると、目の前にいる人とのコミュニケーションが希薄になったり、ゆっくり何かについて考えなくなったり、偶然の出会いのような刺激が得られにくいのではないでしょうか。
今回紹介した例では、スマホやパソコンとの距離感を企業側が使用制限をすることでとっていますが、本来ならば自分たち自身でこのように道具との距離感をとっていく必要があります。
もし、あなた自身が以前に比べて、人とのコミュニケーションが希薄になっていたり、考える時間が少なくなっていたり、毎日同じような生活ばかりだと感じているなら、もしかすると、スマホやパソコンの使い過ぎかもしれません。
一日のうち、少しでもスマホやパソコンから離れる時間を作ってみませんか?
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