by Steven Depolo(画像:Creative Commons)
■「セクハラ」「パワハラ」は当事者意識を持って考えることが大事
SNS上では、「#MeToo 」というハッシュタグを使って性的嫌がらせ(セクハラ)や性的暴行に関する自らの体験を共有する動きが広がっています。
女性の声が挙がる→どのように改善すべきかを皆で話し合うことまで進むことを望みます。https://t.co/2GzK6QyayN— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年10月19日
自分は「セクハラ野郎」じゃないと思ってる人がセクハラをする?女性でも…
(2015/1/20、しらべぇ)
しかし、ドラマの第1話を受け、働く20代から30代の女性たちにセクハラ体験について聞いてみたところ、「自分はセクハラ野郎じゃないと思ってる人こそセクハラするし、それがいちばんタチが悪い」という声が聞かれた。
真木よう子さん主演のドラマ『問題のあるレストラン』では、女性に対するセクハラやパワハラに関する描写がありましたが、自分はセクハラしていないと思っている人こそセクハラしていて、それが一番タチが悪いというのは頭に入れておく必要があると思います。
なぜ「オジサン」はセクハラをしてしまうのか?|なぜ、男性は女性が嫌がるボディタッチをしてしまうのか?によれば、40代以上の男性会社員は職場に女性が少なかったため、職場の女性との接し方がわからず、親しい女性と同じようにコミュニケーションをとろうとするため、セクハラだと思われてしまうようです。
ところで、モテない人のコミュニケーション能力は低いことが証明されるによれば、異性に対するコミュニケーションスキルは4つあるそうです。
1:異性との会話スキル(異性と楽しく会話する話題がある)
2:状況判断スキル(異性の考えが顔や態度でわかる)
3:異性への自己表現スキル(異性に自分の意見をはっきり伝えられる)
4:葛藤解決スキル(異性が自分と違う考えをもっていても上手くやっていける)
女性は「なぜオジサンはセクハラするの?」と思っているかもしれませんが、オジサンは異性とのコミュニケーションスキルが乏しく、女性からはセクハラと思われるコミュニケーション手段しか持っていないため、現在のような状況となっていると考えられます。
根本からセクハラする人を減らすためには、もっとコミュニケーションスキルを高めていくように子供の頃から対策をしていく必要があるのではないでしょうか。
「自分はセクハラとはまったく無縁の人間」と思っている人も、実はセクハラに該当する行動をしている可能性があります。
セクハラの基準は相手との関係性によって違う(同じ行動でもあの人は許せるけど、この人はOKのような)という意見もあり、それが混乱を招いているのかもしれません。
例えば、男性の場合は、自分の奥様・彼女・姉妹・母親が他人からそのような行動をされても受け入れられるのか、というのを基準にすると、自分がやっていることがセクハラに該当する行動をしているかどうかがわかるのかもしれません。
企業における人権研修シリーズ セクシュアル・ハラスメント|法務省では、チェックリストが紹介されていますので試してみてくださいね。
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