【予想】横浜アップル研究所がヘルスケア分野でどのような研究を行なうのか?

Apple Watch Sport

by LWYang(画像:Creative Commons)




横浜アップル研究所は素材・乗り物・ヘルスケアにフォーカス?

(2015/7/15、GIZMODE)

横浜市港北区に誕生がきまった、アップルの国内開発研究所。2016年度の完成に向けて着々と計画は進んでいますが、台湾紙DigiTimesによるとこの研究所は素材・乗り物・ヘルスケア分野にフォーカスした施設になるそうなんです。

このブログで注目するのは、ヘルスケア分野です。

これまで見てきた限りで言えば、ヘルスケアの柱は2つ。

1つは、Apple Watchのようなデバイスで健康管理をしていくこと

APPLE WATCHの健康・フィットネス(ワークアウト)のデータを記録する機能とは?によれば、Apple Watchは健康やフィットネスに関するデータを記録することができ、今後は血糖値管理などの機能も実装することが予想され、様々な健康に関するデータを集約していくものと思われます。

【関連記事】

APPLEの次のターゲットは「健康(ヘルスケア)」!?APPLEが医療保険会社と交渉か|ウェアラブルデバイスから得られるデータを保険契約に組み込む!?によれば、Appleは、複数の医療保険会社と交渉を行い、デバイスから得られるデータを保険契約に取り組むことを検討しているそうですが、今回の記事によれば、スマートウォッチとアプリによって、アメリカの病院や保険会社は患者を遠隔監視することを期待しているようです。

もう1つは、様々な企業と連携して、ヘルスケアサービスを行なっていくこと

例えば、日本郵政、高齢者ヘルスケアサービスでAPPLE、IBMと提携によれば、日本郵政は高齢者サービスの拡充を目指し、iPadを活用した高齢者向けのヘルスケアサービス(アプリ開発・コミュニティー構築)とそのサービスと既存サービスの統合を行なっていくようです。

IBM、医療データ解析でAPPLE、J&J、MEDTRONICと提携|WATSON HEALTHで医療ビッグデータ解析の主要プレイヤーを目指すによれば、アップル社はWatsonのシステムをHealthKitやResearchKitに導入し、個人の健康情報を収集し、そのデータを臨床試験に活用する試みを始めているそうです。

APPLE、米大手2社の診療記録サービス会社とHEALTHKITで提携し、患者データの一元管理を目指す!?によれば、診療記録データサービス2社は、Healthkitとデータを統合し、医師が遠隔地にいる患者のモニタリング、診断や治療を行えるようにと考えているようです。

RESEARCHKIT、50以上の医療機関が協力しても1年以上はかかることを24時間で達成によれば、ResearchKitは、医学・医療研究用のiPhoneアプリを開発するためのオープンソースのソフトウェアフレームワークですが、ResearchKit公開後24時間で1万人以上が心臓血管研究にサインしたというように、今後の医学・医療研究にiPhoneが活用されるようになっていくと思われます。

■まとめ

横浜アップル研究所ではどのようなことがなされるのかはわかりませんが、この2つの柱に関連した研究がなされるのではないかと予想します。