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【目次】
■脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)によって慢性腎臓病のリスクが高くなる!?
by Brandon(画像:Creative Commons)
(2015/8/18、MEDLEY)
今回の研究は、8,329名の腎機能が正常な男性のアルコール摂取量、肝臓や代謝の機能、腹部エコーなどを評価し、その後の追跡調査によって慢性腎臓病との関連性を検証しました。
<中略>
非アルコール性脂肪性肝疾患により慢性腎臓病となるリスクが1.55倍なるという結果でした。
今回紹介したのは、脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)によって慢性腎臓病となるリスクが高くなるという論文を紹介している記事です。
脂肪肝の原因の主なものとして、カロリーオーバーな食事が挙げられますが、同様に腎臓に負担がかかる原因に、糖分の多い食事や高脂肪の多い食事があります。
糖分の多い食事や高脂肪の多い食事が続くと、血液中に「糖」や「脂肪」が増加し、それによってろ過する穴を広げてしまうため、糸球体のろ過する機能がうまく働かなくなってしまうからです。
このように、様々な病気が密接に絡み合っています。
■メタボと慢性腎臓病の関係
なぜメタボと腎臓が関係があるのでしょう。
メタボ→高血圧・高血糖→動脈硬化→糸球体のろ過機能低下→腎臓機能低下
*メタボリックシンドロームになると、高血圧、高血糖などが原因で全身の血管が動脈硬化を起こします。
*腎臓の血管でも動脈硬化が起こり、腎臓にある糸球体(血液をろ過する腎臓の血管)が動脈硬化を起こすことで、濾過する能力が低下。
*その結果、腎機能の低下が起こる。
■まとめ
糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)といった生活習慣病の恐れがあると言われた時や「コレステロール値が高い」「中性脂肪が高い」といわれた時には、これまでと同じようなライフスタイルではいけませんよというサインだと思って、一度生活習慣を見直してみてくださいね。
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