MITが認知症を早期診断するデジタルペンを使った技術を開発


Clock-drawing_test

参考画像:Clock Drawing Test in parietal stroke|YouTubeスクリーンショット

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■MITが認知症を早期診断するデジタルペンを使った技術を開発

Clock Drawing Test in parietal stroke

認知症を早期診断!MITがデジタルペンを使った新技術を開発

(2015/8/20、Techable)

いま、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者が開発を手がけているのは、デジタルペンを使った認知症早期診断ソフトウェアだ。

デジタルペンというと、ペンで紙に書いた情報をデジタル化するもの。

このデジタルペンを使って時計の絵を書いてもらうことで、パーキンソン病やアルツハイマー病などの早期診断が可能なのだという。

マサチューセッツ工科大などの研究者が行なっているのはデジタルペンを使った認知症早期診断ソフトです。

いったいどのようにして診断するのでしょうか?

具体的な活用方法としては、医師の指示のもとで、デジタルペンを使って時計の輪郭だけでなく、指示のあった時刻を指す針なども描いてもらう。

ここで重要なのは、いかに正確に時計を描いたかに加え、どれくらい時間をかけて、どういう描き方をしたのかというプロセス。

 

脳に何らかの異常がある場合は、描き始める前の考える時間が長かったり、描くのにかなりの時間がかかる傾向にあるそうです。




■開発の背景

開発背景には、認知症の早期診断が難しいという実情がある。

認知症の早期診断は難しいようで、3500人余が認知症でないのに認知症と診断されていた!?によれば、認知症でないのに認知症だと診断されていた人が去年一年間に少なくとも3500人いたそうで、患者の中には、認知症の治療薬を飲んで、深刻な副作用が出ていたケースがあったそうです。

■まとめ

血液検査で認知症の兆候を精度80%で識別することに成功―筑波大などによれば、内田和彦 筑波大学 医学医療系 准教授らのグループが認知症の兆候を血液検査で識別できる方法の第一歩となる技術を開発したそうです。

また、目をテストするだけでアルツハイマーをチェックする方法が研究されている!?では、タンパク質に反応し、「光るタグ」のような役割を担うクルクミンを被験者が摂取することで、目の中のβアミロイドを目のイメージング検査で見えるようにするという方法やβアミロイドをみつける光るタグの役目となるものを作り出し、眼球の水晶体につけることで、目のレーザスキャンだけでチェックできるという方法を紹介しました。

世界の認知症患者、2050年に1億3200万人というニュースもあり、認知症のほとんどの患者が症状が出始めてから受診するそうなので、こうした様々な早期診断方法が開発されることで、認知症の治療が速く行われるようになるといいですね。

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