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■妊娠初期に血糖値が高くなると先天的な異常が起こる仕組みが解明
by gabi menashe(画像:Creative Commons)
(2015/9/14、読売新聞)
九州大の目野主税教授(発生生物学)らの研究グループは、妊娠前からの糖尿病によって胎児に生まれつきの心臓病が生じる仕組みを解明したと発表した。
妊娠初期に、血糖値が高くなると、胎児の内臓の形成に先天的な異常が起こる仕組みが解明されたそうです。
記事によれば、正常な臓器を形成するために働く遺伝子が消失していることがわかったそうです。
先天異常を予防するためには、妊娠前から血糖値をコントロールすることが重要だということですね。
→ 血糖値を下げる方法 について詳しくはこちら
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●20歳の時に痩せている女性が妊娠すると、妊娠糖尿病になる危険性が高まる?によれば、BMIが18未満の「痩せている」に該当している女性は、BMIが18以上で肥満でない女性と比べ、妊娠糖尿病を発症する可能性が約5倍高かったそうです。
青年期に必要な栄養が不足していることや痩せていることで筋肉量が少ないことが血糖値を高めている可能性があるそうです。
●妊娠糖尿病とは、「妊娠中に初めて発見または発症した軽い高血糖」として、明らかな糖尿病は含めないとしました。
●<妊娠糖尿病>発症防ぐ仕組み解明 インスリンの機能低下改善 順天堂大などによれば、妊娠中に、すい臓のインスリン分泌細胞内で「セロトニン」が大量に作られていることが発見され、このセロトニンによって、インスリン分泌細胞が増殖しているようです。
つまり、妊娠糖尿病の場合は、セロトニンの量が少ないため、インスリンの分泌細胞が増えず、機能低下を補うことができないために起きているようです。
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