by Martin Fisch(画像:Creative Commons)
■「Internet of Body」|私たちの身体はインターネット化する!?
ゲーム内に触れるデヴァイス・UnlimitedHandが「身体の境界線」を溶かし始めた
(2015/1/4、WIRED)
いまは手だけだが、このデヴァイスが身体を覆うことが可能になる未来、ぼくたちの体は「共有されるもの」になり、インターネット化すると玉城は予想する。つまりは「Internet of Body」の実現だ。
私たちの身体はインターネット化する(「Internet of Body」)というのがH2Lの岩崎 健一郎さん、玉城 絵美さん(東京大学大学院では暦本純一研究室に所属していた)の予想です。
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■未来は身体を貸し借りすることがビジネスになる!?
視覚と聴覚と触覚が、ヴァーチャルリアリティと現実世界で同じように機能するようになると、次に人は、現実世界でお互いに繋がりたくなる。この先50年以内には、身体を貸し借りすることがビジネスになり、ライフスタイルが大きく変わる世界が訪れます。さらに身体を貸し借りするとき、脳はどのように整合性を保つのか、身体を借りられた側の意識はどのように保持されるのかなどの研究が進み、80〜100年後には人間における身体のインターフェイスは消滅し、人がいろんなものになって偏在してゆく世界が実現します。
IOA(INTERNET OF ABILITY)で「人間の能力」がネットワーク化される未来とは?では、東京大学の暦本純一教授が予想する未来として、「IoT(人間と物とがつながる)」時代の次は、「IoA(人間や人工知能の能力がネットワークされる)時代になる、と紹介しました。
そこで、このブログでは、今はその人自身がその能力を時間を使ってビジネスを行なっていますが、未来はその能力自体を提供することがビジネスにもなり、そういうプラットフォームもいずれ出てくるでしょうという予測を立てました。
身体を貸し借りするビジネスという言葉になると刺激的な感じがしますが、Uber(車を共有するビジネス)やAirBnB(住まいを共有するビジネス)のように、共有することが人々の生活に溶け込み始めています。
その発想を広げていくと、能力を共有するビジネス・体を貸し借りするビジネスというのは発想としては近いものですよね。
■まとめ
身体を容れ物だという考えをもとに、必要に応じてそれぞれの身体を共有していくという世界というのもありうる未来なのかもしれません。
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[vimeo]https://vimeo.com/27044937[/vimeo]
PossessedHand: Techniques for controlling human hands using electrical muscles stimuli