Google インフル トレンドでインフルエンザの流行をリアルタイムで予測


Google インフル トレンド|インフル トレンドの仕組み

Google では、特定の検索キーワードでの検索数がインフルエンザの流行の指標となることを発見しました。

Google インフル トレンドでは、Google 検索の集計データを使用して、世界各地のインフルエンザの流行状況をほぼリアルタイムで予測します。

毎週、世界中の何百万人ものユーザーが、健康に関する情報をオンラインで検索しています。

インフルエンザが流行するとインフルエンザに関する検索が、アレルギーの季節になるとアレルギーに関する検索が、夏になると日焼けに関する検索がそれぞれ増加します。

このような現象は Google Insights for Search で確認できます。

しかし、検索キーワードの検索数は、実際に起こっている現象の指標となり得るのでしょうか。

Google は、インフルエンザ関連のトピックを検索するユーザー数と、実際にインフルエンザの症状を示す患者数の間に密接な関連性があることを発見しました。

もちろん、「インフルエンザ」を検索するすべてのユーザーが実際に発病しているわけではありませんが、インフルエンザ関連の検索件数を合計すると、あるパターンが浮かび上がってきます。

検索件数と従来のインフルエンザ発生動向調査のデータとを比較したところ、インフルエンザの流行時期に合わせて多くの検索キーワードの使用回数が増加することがわかりました。

このような検索キーワードによる検索件数を合計することにより、インフルエンザの流行状況を国や地域ごとに予測することができます。

この Google の成果は「Nature」誌で発表されました。

以前のニュースで新型インフルエンザの発生時期をGoogle検索で、病気の症状の検索数により、より早く察知することができたという記事を見たことがあります。

Google の最新のインフルエンザ流行予測データが活用されることで、より早く感染の発生について、状況を把握することができるようになり、早期に感染予防対策がたてられるようになるかもしれません。

今後に期待ですね。

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