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【目次】
■6月7日は「緑内障を考える日」
6月7日は緑内障を考える日|47ニュース
視神経の障害で起きる緑内障による失明を減らそうと、5年前から啓発運動を続ける患者団体「緑内障フレンド・ネットワーク」が6月7日を「緑内障を考える日」とし、日本記念日協会に登録した。6と7で「りょくない」を表すという。
「緑内障フレンド・ネットワーク」が6月7日を「緑内障を考える日」と制定したそうです。
■緑内障とは
緑内障とは、目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧のために、視神経が障害され、視野が欠けてくる病気。
緑内障は失明原因の1位の目の病気です。
岐阜県多治見市で行われた疫学調査によれば、40歳以上の20人に1人が緑内障だったそうです。
→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら
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■緑内障の症状
緑内障は、視野が欠損したり、視力が低下しますが、タイプによりそのスピードは異なり、徐々に進む症状と急速に悪化する症状があります。
一般的に緑内障は、自覚症状がほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多いようです。
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■眼圧が上昇する原因
人間の目は、目から入った情報を網膜で感知し、視神経を介して脳に信号を送り、見たものを認識しています。
眼圧は眼球内を満たしている「房水(ぼうすい)」という液体で、一定に保たれており、房水は、隅角(ぐうかく)という出口から眼球外に排出されています。
しかし、房水の流れに障害が起こることで、眼圧が上昇すると、視神経が圧迫されて、血液の循環が悪くなり、「視野が狭くなる」「視野が欠ける」といった症状が現れます。
緑内障の発症メカニズムから大きく分けると、開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障の2つのタイプに分けられます。
→ 緑内障の原因(眼圧が高くなる) はこちら
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■緑内障のリスクファクター
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■緑内障の予防
緑内障は、早期発見が大事ですので、眼科での定期的な検査(緑内障ドック)が一番の予防法といえます。
緑内障は、眼圧測定だけではわからないため、眼底検査、視野検査などが必要となります。
眼科検診で失明が36%減少する!|緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因で紹介した杏林大学大学院医学研究科の山田昌和教授(眼科)によれば、眼科検診によって5つの病気の発見率や失明の減少率を調べたところ、失明は緑内障で45%減したそうです。
中高年になると、目の病気になる人が増えてきますので、失明を防ぐためにも、40歳をめどに一度眼科検診を受けてみて、定期的に眼科で診てもらうことをオススメします。
また、緑内障は、ぶつかって眼圧が上昇する場合や生まれつき(隅角が未発達)でない場合には、生活習慣(糖分の摂りすぎ、血液がドロドロ、眼精疲労、ストレス、運動不足など)と何らかの関係があるのではないかと考えられています。
緑内障の治療・予防には、栄養補助食品(ルテイン・カシス等)や生活習慣の見直しなどによる日頃からのケアが重要です。
→ 緑内障の予防(食事・サプリメント) についてさらに詳しくはこちら
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■緑内障の治療
緑内障の治療は、薬を(目薬)使って眼圧を下げることにより、眼圧をコントロールしていきますが、十分に効果が出ない場合は、手術やレーザー治療を行います。
→ 緑内障の治療(目薬・手術) はこちら
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■まとめ
緑内障とは、目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧のために、視神経が障害され、視野が欠けてくる病気で、失明原因の1位の目の病気です。
40歳以上の20人に1人が緑内障ですので、身近な目の病気ともいえます。
ぜひ緑内障について考えてみてくださいね。
→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら