足裏から出る3種類のガスから健康チェックできる健康管理装置開発|NTTドコモ





■足裏から出る3種類のガスから健康チェックできる健康管理装置開発|NTTドコモ

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参考画像:NTTドコモ報道発表資料スクリーンショット

足裏のガスで健康チェック ドコモ、体重計型の装置開発

(2016/7/21、朝日新聞)

計測するのは、体脂肪の分解で放出される「アセトン」、飲酒の指標になる「エタノール」、水蒸気の三つ。体重も同時に量れるようにする予定で、例えば、体重が減っていないのにアセトンの放出が多いと糖尿病の疑いがある、といった判断もするという。

NTTドコモは、20秒ほど乗るだけで、足の裏から出る3種類のガス(「アセトン」「エタノール」「水蒸気」)を計測して、体脂肪がどれぐらい燃焼しているか、酒気を帯びていないか、脱水状態になっていないか、健康状態をチェックできる体重計型の装置を開発したそうです。

■ガス(アセトン)でどうやって糖尿病をチェックすることができるの?

アセトンは体脂肪の分解・燃焼に伴って放出される代謝産物であるため、体重と同時に計測することで、減量が体脂肪の減少によるものなのかどうかを、より正確に特定することができ、脂肪代謝の「見える化」による効率的なダイエットの確認が可能となり、生活習慣病の元となる肥満の解消・予防につながることが期待できます。
一方で、アセトンの放出量が異常に多い場合は、過度なダイエットの可能性があるため、そのようなダイエットの注意喚起につながるほか、糖尿病患者や妊婦に発症するケトアシドーシス※1の早期発見にも役立ちます。

吐く息で糖尿病診断=高性能センサー開発-スイス大研究者(2010/6/21)によれば、体内でインスリンの分泌が低下すると大量に放出されるアセトンと呼ばれる物質の濃度を測定し、糖尿病を診断することができるそうです。

■まとめ

スマホで放射線量や体脂肪、アルコールを測れるジャケット開発|NTTドコモ(2011/10/8)によれば、NTTドコモは、放射線センサー、UVチェッカー・口臭/アルコールチェッカー、体脂肪計を内蔵した3種類のスマートフォン向け「着せ替えセンサジャケット」を開発していましたが、今回の商品はこのアイデアの応用なのかもしれません。




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