by sima dimitric(画像:Creative Commons)
(2010/2/4、いきいき健康)
太りすぎは生命を脅かすとよく言われるが、これに反して、70歳以上で過体重の人は正常体重の人に比べて10年間の死亡率が低いことがオーストラリアの研究で示された。
肥満は寿命を縮めるとばかり思っていましたが、この研究によれば、70歳以上で過体重の人は寿命が長いことがわかったそうです。
米国老年医学会(AGS)誌「Journal of American Geriatric Society」オンライン版に1月27日掲載(印刷版は2月号に掲載)されたこの研究は、過体重が心疾患をはじめとするさまざまな健康問題を引き起こすとする研究と矛盾するものである。
オーストラリアの研究によれば、70歳以上で過体重の人は正常体重の人に比べて10年間の死亡率が低いことがわかったそうです。
この研究によれば、過体重がすべての年代において、健康に影響を及ぼすとは言えないようです。
過体重(肥満の一歩手前)の人は正常体重の人に比べて死亡リスクが13%低かった。
しかし、肥満の人にはベネフィットは認められなかったという。
このほか、座りがちな生活をしていると死亡リスクが女性では2倍になり、男性では4分の1増大することも判明した。
研究著者らは、過体重や肥満を判定するシステムを再評価する時かもしれないと述べている。
過体重・肥満に対する基準を再度検討する必要があるのかもしれません。
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