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2010年4月7日放送のあさイチ(NHK)では、「ピロリ菌感染者6000万人!あなたの胃は大丈夫?」を取り上げました。
NHKホームページで紹介されている内容から復習してみたいと思います。
【目次】
■【ピロリ菌】日本人の2人に1人が感染!?
ピロリ菌感染者6000万人!あなたの胃は大丈夫?
日本人の2人に1人が感染しているというピロリ菌。
胃がんや胃潰瘍(かいよう)などの胃の病気の大きな原因の1つです。
昨年、専門家たちが「ピロリ菌に感染している人すべてに除菌をすすめる」と治療ガイドラインを大改訂。
最新の研究によって胃がんの予防効果がはっきりしてきたため、この大改革が行われました。
それを受けて今年1月に放送された「ためしてガッテン ピロリ菌感染6000万人がんと胃炎の分かれ道」には、放送後問い合わせが殺到。
ピロリ菌が胃がんや胃潰瘍などの胃の病気の原因の一つであるというのは多くの人がすでに知っているのではないでしょうか。
しかし、ピロリ菌と胃がんとの関わりや、ピロリ菌検査がどういうものなのかについては詳しく知らない人も多いと思います。
胃がんの発生にピロリ菌はどのようにかかわっているか?
(1)ピロリ菌に攻撃されて弱った胃。
胃壁細胞はピロリ菌の攻撃にたえきれなくなると自爆ボタンを押して自滅する。
このことで胃全体がギリギリ元気な状況を保つことができる。
(2)しかし、3つの悪魔(高血糖・喫煙・塩分の過剰摂取などの要因)のどれかが訪れると、胃壁細胞の自爆スイッチが壊れてしまう。
こうなってしまうと、ピロリ菌の攻撃にたえきれなくなった胃壁細胞は、「がん」になる。
※胃がん患者の98パーセントがピロリ菌の感染者であったという調査結果もあります。もちろん、ピロリ菌感染者が必ず胃がんになるわけではありません。
3つの悪魔(高血糖・喫煙・塩分の過剰摂取)と胃がん発生のリスクについて
ピロリ菌感染者のうち・・・
・血糖値が正常値を超えている人は、そうでない人に比べて2.2倍リスクが高い。
・タバコを吸う人は、吸わない人に比べて1.6倍リスクが高い。
・塩分過剰摂取の人は、そうでない人に比べて3倍リスクが高い。
ピロリ菌を持っていると、ピロリ菌が胃を攻撃します。
通常は、胃壁細胞が胃壁細胞の自爆スイッチを押すことで、胃の状態を保っているそうです。
しかし、ここで、高血糖・喫煙・塩分の過剰摂取といった3つの要因のいずれかが原因となって、胃壁の自爆スイッチが壊れてしまうと、胃壁細胞ががん化してしまうようです。
■ピロリ菌による胃がんを予防するには?
つまり、ピロリ菌による胃がんを予防するには、
・ピロリ菌検査を行い、ピロリ菌が見つかった人は、除菌をおこなう。
・血糖値をコントロールする。
・禁煙する。
・塩分の量を減らす。
といった対策を行う必要がありそうです。
ピロリ菌の検査は、内視鏡検査や呼気検査、血液検査、尿検査などがあるようです。
→ 胃がんの症状・原因・手術・食事 について詳しくはこちら
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