by Oregon State University(画像:Creative Commons)
帰国者に「デング熱」増加 夏の海外旅行前に注意呼びかけ
(2010/7/20、産経新聞)
海外からの帰国者に「デング熱」の感染者が増えている。
10年前には年10人程度だったのが、最近は100人前後で推移。
今年も7月15日時点ですでに64人の感染者が確認されている。
死亡するケースもあるだけに、夏の海外旅行シーズンを前に厚生労働省では注意を呼びかけている。
海外旅行からの帰国者に「デング熱」の感染者が増えているそうです。
■デング熱とは
デング熱とはどんな病気なのでしょうか。
デング熱は、デングウイルスを持つ蚊を媒介して感染する。
2~15日の潜伏期間を経ての急な発熱が特徴で、その後、38~40度の高熱が5~7日間続き、激しい頭痛や関節痛なども伴う。
まれにだが、皮下や歯ぐきから出血するデング出血熱を発症し、死亡するケースもある。
大人よりも子供の方が発症することが多く、特に注意が必要だ。
ワクチンや治療薬はなく、「蚊に刺されないようにすることが唯一の予防策」(厚労省)という。
まとめてみます。
●蚊を媒介にして感染
●急な発熱
●38から40度の高熱が約1週間続く
●頭痛や関節痛を伴う
●子供のほうが発症することが多い。
●デング熱の予防法は、蚊に刺されないようにすることが唯一の方法
海外旅行先の情報を調べてから行くようにしたいですね。
【参考リンク】
- デング熱 - 国立感染症研究所 感染症情報センター
- デング熱 - 海外旅行者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)